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免許なく麻薬処方疑いで医師を書類送検 別の医師のID使い不正ログイン

2019/12/11(水) 7:34配信

琉球新報

 沖縄県衛生薬務課は10日、麻薬施用者免許を受けずに、手術後の鎮痛剤などとして使われる麻薬「フェンタニル注射液」を患者に処方したとして、県立南部医療センター・こども医療センターの男性医師(40)を麻薬取締法違反容疑で、那覇地検に書類送検したと発表した。同センターの小濱守安院長は同日、記者会見を開き「県立病院の信頼を損なう事態を引き起こした事に関し、県民、関係機関に深くおわび申し上げる」と陳謝した。書類送検は6日付。
 書類送検されたのは外科系の医師で、2018年10月19日~同11月19日にかけて、別の医師のIDとパスワードを使って、同センターの電子システムに不正ログインし、13回にわたってフェンタニル注射液を複数の成人患者に処方した。同センターはカルテなどで確認した結果、処方された量や治療は適切で「患者に健康被害が及ぶことはなかった」と説明している。男性医師は同センターの調査に事実を認め、現在も勤務しているという。

 男性医師は数年前に県外から同センターに移ってきたが、知事が許認可する麻薬施用者免許を申請していなかった。電子システム上、麻薬を処方することができず、当初は同僚医師に麻薬の処方を依頼していた。だが、この同僚の医師が別の病院に異動したため、男性医師は異動した医師のIDとパスワードを使って麻薬を処方していたという。

 同センターは「ID、パスワードの管理や法令順守を徹底する」などとしている。

琉球新報社

最終更新:2019/12/11(水) 9:35
琉球新報

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