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1億画素の5眼スマホ、活動量計、スマート炊飯器、大容量バッテリ……格安モデル続々 - シャオミの日本向け製品第1弾

2019/12/11(水) 12:11配信

マイナビニュース

シャオミが、いよいよ日本のスマートフォン市場に参入します。中国の大手メーカー・シャオミ(Xiaomi、小米科技)は12月9日、都内で1億800万画素の5眼カメラが特徴の新製品「Mi Note 10」を発表しました。発売日は12月16日、価格は52,800円(税別、以下同)となっています。都内で開催の発表会では、事業戦略が語られました。

【写真】表・裏・側面がすべてディスプレイの「Mi MIX Alpha」(写真は会場に参考展示されていたもの)

「素晴らしい製品を公正な価格で」

日本市場に初参入する同社。登壇したXiaomiのスティーブン・ワン氏は、まず企業の紹介を行いました。設立はわずか9年前のこと。ミッション・ステートメントを「あらゆる人々にイノベーションを」としており、2019年にはFortune Global 500リストにランクインしたとアピールします。そしてスマートフォンのカテゴリにおいては、すでに世界42のマーケットで上位5位に入るほど規模を拡大しており、出荷台数ベースでは世界第4位になったと報告。さらに、シャオミはスマホだけの企業ではありません、と続けます。


「スマホ以外に、すでに2,000以上の生活関連製品 / IoT製品を取り扱っています。ハードウェアのスタートアップ企業に投資を続ける、私たちのビジネスモデルがこれを実現しました。IoTの『Mi Home』というプラットフォームには現在、2億以上のIoTデバイスが接続されています。これは世界最大規模です」(スティーブン氏)。インターネット企業を標榜するシャオミですが、このMi Homeが事業の核のひとつになっているようです。

プレゼンにおいて印象的だったのが「素晴らしい製品を公正な価格で」という言葉。まるで、市場で販売されている製品の多くは適正価格ではない、と言いたげです。そしてその言葉を裏付ける通り、非常に安価な製品が次々と紹介されていきました(詳細は後述)。なぜ、こんな低価格が実現できるのでしょう?―――そんな問いに対して「2018年からシャオミのハードウェア事業全体の純利益が5%を超えることはありません」とスティーブン氏。「製品は、もちろん品質がイチバン重要です。品質が低ければ、2度と買ってもらえなくなります。シャオミは品質を担保した上で、適正な価格で提供しています。消費者は、原価と変わらない価格で商品を手にできるのです」。

日本の消費者も期待している

スティーブン氏は、日本の消費者のシャオミに対する期待の高さを実感していると話します。例えば、シャオミ・ジャパンのTwitter公式アカウントが「予定していたよりも早く日本の皆様にお会いできることとなり、大変嬉しく思っています。12月9日のXiaomi日本参入をお楽しみに!!」とつぶやいてから、わずか8日間で、実に600万以上のポジティブな反応が寄せられたそう。また11月、コンセプトスマートフォン「Mi MIX Alpha」のローンチ時に英語と中国語でライブ配信したところ、視聴者数で日本がトップ5に入ったようで、「ファンが牽引している会社です。激励のコメントもたくさんもらいました」として感謝の言葉を並べました。

Mi Note 10の画素数は1億超!

フラッグシップMi Note 10は、6.47インチの3D曲面有機EL(AMOLED)ディスプレイ搭載モデル。その特徴は、なんと言っても1億800万画素の広角カメラを備えていることにあります。この画素数の高さは、もちろん世界初です。ほかのレンズも駆使することで、0.6倍から50倍までのズーム撮影に対応。また動画では、960fpsのスローモーション撮影、超広角の4K撮影に対応しています。インカメラではAIビューティ機能も利用可能です。ハンズオンは別稿のレビューを参照ください。

Mi Note 10(6GB+128GB)の価格は52,800円で、2019年12月16日からAmazonで発売されます。なお日本のXiaomiが認定したチャンネルでMi Note 10を購入したユーザーはXiaomi認定サービスセンターの交換保証サービスを利用できるとのこと。また、メモリとストレージが大きい「Mi Note 10 Pro」(6GB+128GB)も64,800円で12月9日から予約販売を受け付けています。こちらの発売は12月23日から(販売チャンネルはAmazon)。

活動量計、スマート炊飯器、大容量バッテリ……格安製品が続々

このほか、手首に装着するウェアラブル端末「Miスマートバンド 4」は0.95インチのフルカラーAMOLEDディスプレイを搭載したモデル。スポーツのアクティビティにおいてログを記録し、心拍数や睡眠も測定でき、スマホの通知(電話、メール、LINEなど)を知らせるほか、ミュージックプレイヤーの操作にも対応しています。価格は3,490円という安さ。12月23日にAmazonで発売されます。

「Mi IH炊飯器」は3mmの頑丈な内釜を備えた製品。初代Mi IH炊飯器を元 三洋、パナソニックの開発責任者である内藤毅氏が開発しており、その技術が受け継がれているそう。スティーブン氏は「高度な誘導加熱技術により、ふっくらと美味しいごはんが炊けます」とアピールしました。なおWi-Fiに接続することにより、Mi Homeアプリを使用して炊飯器を遠隔操作できるのもユニークな特徴。価格は9,999円で、Amazonから年内に発売されます。

「Xiaomiメタルキャリーオンスーツケース 20インチ」は、スマートで耐久性がありながら軽量な作り。航空グレードのアルミニウムマグネシウム合金シェルと強化フレームにより、優れた復元力を備えているとしています。価格は17,900円で、年内にAmazonから発売されます。このほか38リットルの「Xiaomiスーツケース クラシック 20インチ」も発売。価格は7,990円となっています。

「Mi 18W 急速充電パワーバンク 3」は、強力な10000mAhリチウムポリマーバッテリーを搭載した製品。USB-A出力ポート、2-in-1 USB-Cポート、マイクロUSB入力ポートなど、デュアル入力とデュアル出力を備えています。Bluetoothヘッドセットやスマートバンドなどの低電流デバイスを充電するための低電流充電モードも搭載。カラーはシルバーとブラックの2色展開で、価格は1,899円。やはりAmazonから年内に発売されます。

どこで儲けているの?

発表会では、スティーブン氏が質疑応答に対応しました。

この時期に参入した理由については「来年には5Gが導入される。そこで、ちょうど良いタイミングだと判断しました。価値に見合った商品を提供することで、日本市場に大きな変化をもたらすことができると期待しています」とスティーブン氏。

シャオミはどこで儲けているのか、という質問には「インターネット企業ですので、サービスで収益を得ています。また、1つひとつの商品で大きな利益が出なくても、スケールメリットがあります」と回答しました。

他のIoT家電の製品も販売する予定か、と聞かれると「時間をかけて、日本市場に様々な製品を提供していきます。他の市場とは違い、日本市場には特別なカスタマイズが必要になるためです」としました。

今回の新製品は、どういったユーザー層に向けたものか、という質問には「Mi Note 10は、シャオミというブランドを日本の皆さんに知っていただくための製品。来年以降も、こういった最新テクノロジーの製品を出していきます」。

キャリア戦略、およびリアル店舗の展開予定について聞かれると「オープンマーケットに対応した(SIMフリーの)端末なので、3つのキャリアのネットワークに対応しています。実店舗『Miストア』の展開も事業戦略のひとつですが、本日発表できるものはございません」と話していました。

近藤謙太郎

最終更新:2019/12/11(水) 12:11
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