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建設残土の闇 狙われる空き地

2019/12/11(水) 16:50配信

CBCテレビ

建設工事などで出る土、「建設残土」。
大きな船などで首都圏から地方に運ばれて捨てられるケースが増えています。
取材を進めると東海地方のあちこちの空き地に建設残土の山ができ、トラブルになっていることが明らかに。
空き地が狙われる実態を取材しました。

土地所有者の大野さん(仮名):
「金魚池の跡地に道路より30センチ下まで土をいれて、水田にさせてもらってもいいですかって話だった。リニアの残土を入れますって」

大野さん(仮名)の土地は元々、地場産業の金魚を養殖する池の跡地でした。
おととし5月、不動産業者だという男性が訪ねてきて、「リニア新幹線の工事で出る残土を運び入れたい」と頼んできたといいます。

30センチ程度の高さまで土を運び入れる約束で残土の受け入れを決めた大野さん。
ところが、あっという間に10メートルもの山になったのです。

土地所有者の大野さん(仮名):
「早く出してって言っても、話を一切聞いてくれなかった。うそばっかりでとても、信じられない。人間不信になってしまっている」

業者には再三、工事の中止と土の撤去を求めましたが、2年以上たった今も、土の山は手つかずで放置されていて
大野さんは土の撤去を求める裁判を起こしました。

そしてこのトラブルのさなか新たに市役所建設で出た残土も、運び込まれていたことが判明しました。

土地所有者大野さん(仮名):
「残土でさんざんもめているのに、ありえないでしょって、市役所に言ってもそれっきり」

公共工事で発生する建設残土について、国は各自治体に事前に処分先を決めるよう求めていますが、弥富市は処分地を指定しない「自由処分」で大手ゼネコンに工事を発注していて、処分は元受け業者のゼネコンの責任で行う契約だと言います。

一方、大手ゼネコンは取材に対し、残土を搬入した業者とは直接的な契約関係はなく、対応できる立場にはないと答えました。

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最終更新:2019/12/11(水) 16:50
CBCテレビ

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