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近年開発ブームの「水族館」、令和の時代にいったいなぜ?

2019/12/11(水) 6:30配信

アーバン ライフ メトロ

初期水族館の改修にともない開発が加速

 今、水族館ブームが来ています。そう言ってもピンと来ない人が多いと思いますが、利用者のブームではなく、デベロッパー(土地開発業者)の水族館企画・開発ブームということです。

【画像】2020年夏オープン! 日本初の駅前商業施設一体型水族館「mizoo 川崎水族館」のイメージを見る

 国内において単独で大量集客できる定番レジャー施設はテーマパークや遊園地、動物園、水族館、植物園などがありますが、現在、水族館を除いた業態は数年に1施設の開発があれば良い方で、長い期間新規開発が停滞している状況です。ブームとは少し大げさかもしれませんが、水族館は定番レジャー施設の中では新規開発・リニューアルが活発な業態と言えます。

 例えば、2015年7月に「仙台うみの杜水族館」(仙台市宮城野区。「マリンピア松島水族館」の展示物を継承)、2017年6月に「マリホ水族館」(広島市)、2018年4月にレゴランド・ジャパン・リゾート内に「シーライフ名古屋」(名古屋市)、同年6月に「上越市立水族博物館 うみがたり」(新潟県上越市。旧「上越市立水族博物館」の全面リニューアル)がオープンしました。

 2020年にも四国最大級の水族館「四国水族館」(香川県宇多津町)や最新の映像表現を駆使した海洋体験ができる「DMMかりゆし水族館」(沖縄県豊見城市)、駅前商業施設「川崎ルフロン」内にオープンする「mizoo 川崎水族館」(川崎市)など、新規オープン予定の施設が見られます。更に水面下では複合開発計画の机上に水族館が度々登場しており、今後も開発計画は後を立たないことでしょう。

 水族館の開発数が増えているのには、1980年代以前にオープンした初期の水族館が建築構造的に建て替え・改修が必要な時期に突入したことがあります。そのため、ここ数年は新たな水族館として生まれ変わる施設や大型リニューアルを実施する施設が相次いでいる状況です。2017年7月には「サンシャイン水族館」(豊島区東池袋)がリニューアルオープンし、ペンギンが泳ぐ姿を下から見ることのできる水槽施設「天空のペンギン」が話題となったことは記憶に新しいでしょう。

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最終更新:2019/12/11(水) 8:31
アーバン ライフ メトロ

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