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神鋼商事と和伸工業、越アルミ押出合弁に抽伸機新設。有機感光体用抽伸管を生産

2019/12/11(水) 6:06配信

鉄鋼新聞

 神鋼商事とアルミ押出メーカーの和伸工業のベトナムにおけるアルミ押出・加工合弁「ビナ・ワシン・アルミナム」(VWA)は抽伸ラインを新設する。約4億円を投じて、工場敷地内に新建屋を建設するとともに抽伸機や既存加工設備を移設。顧客の要望に応じ、来夏にも有機感光体(OPC)用抽伸管の生産を開始する。

 VWAは13年8月、ベトナム南部のビンズン省ミーフック工業都市に設立されたアルミ押出合弁会社。溶解・鋳造から押出、加工まで手掛け、二輪・四輪自動車部品メーカーなどへアルミ押出製品(管・棒・形材)や加工品を供給しており、現地で6000系合金などを生産できる強みを生かして販売量を増やしている。
 神鋼商事は長年にわたりOPC用アルミドラム基材を販売してきたが、東南アジアでは顧客の生産・販売体制が過渡期を迎えていた。こうした動きに対応するには、VWAに抽伸ラインを入れて押出から抽伸まで一貫対応することが最適と判断した。
 VWAは今回の設備投資に先立ち、4月に資本金を500万ドルから630万ドルに増資を決定。これにより神鋼商事の出資比率も従来の30%から44%へ高まった。抽伸ラインの新設に当たっては、工場敷地内に新建屋を建設し、そこへ抽伸ラインを新設するとともに既存の加工ラインも移設する。加工ラインが置かれていたスペースについては「押出材料の需要が拡大してきた時に、二つ目の押出機を入れるスペースとしたい」(加藤宏神鋼商事専務)と話した。押出ラインの増設については「来年春ごろには判断したい」(同)と説明した。

最終更新:2019/12/11(水) 6:06
鉄鋼新聞

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