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情報大手インテック 個人情報の流出なぜ/富山

2019/12/11(水) 11:06配信

チューリップテレビ

 情報システム大手のインテックの50代の男性社員が病院から患者らの個人情報を持ち出していた問題。
 9日の会見でインテックは男性社員が紙を捨てるのがもったいなく「メモに使った」と繰り返し説明しました。
 本当に転売目的ではなかったのでしょうか?。

 「申し訳ございませんでした」(北岡隆之社長・会見)

 一連の情報流出問題をうけ9日陳謝したインテックの北岡隆之社長。
 発表によりますと情報の持ち出しがあったのは高岡市民、砺波総合、厚生連高岡、金沢市立の4つの病院で患者1575人と職員144人分の氏名や住所などの個人情報が持ち出されていました。
 持ち出していたのは各病院の医療情報システムの運用を担当していたインテックの50代の男性職員。
 2008年から問題が発覚する今年9月まで業務で印刷した紙を1人で勤務している時に持ち出していたということです。

 「紙を捨てることがもったいないといっていた」
 「メモに使っていた」(会見)

 インテックによりますと男性社員は入社した時から業務で大量に出る使用済みの紙を再利用できないかと提案していたといいます。
 社内調査で分かっているだけで自宅に持ち帰っていた用紙およそ600枚のうち患者などの個人情報が印刷されていた紙は8枚でした。
 男性社員が病院から持ち出された用紙をすべて回収したところ半分ほどはメモ書きに使っていたということです。

 「メモなら印刷した紙じゃなくても?」(記者)
 「本人は裏紙に執着していた。もったいないという話はたびたび言っている」
 「データがなにが印刷されているか興味はなくゴミだということで余白があると認識していた」(林専務)

 第三者への転売目的ではないかとの相次ぐ質問に対しては…
 「転売ではないとみられる」(会見)
 「申し訳ない」(会見)

 一方、今回の問題は今年9月に男性社員が機密情報を個人のパソコンに送ろうとしたことで判明。
 発表まで3か月が経過していて対応の遅れについては…。

 「大変遅くなって申し訳なかった~これでけの期間を要した」(会見)

 また、インテックはこれまで、『データ』そのものを対象とした様々な対策を講じてきましたが、今回のような紙に印刷して持ち出されるケースへの備えは不十分だったと甘さを認めました。

 「甘かったといわぜる終えない」(会見)

 インテックは、これまでのところ「第三者への情報流出は確認されていない」とし今後、再発防止策を徹底するとしています。
 個人情報保護に詳しい県立大学計算機センター鳥山朋二(とりやま・ともじ)センター長は仕事の効率化を優先してしまうとどうしてもセキュリティがおろそかになってしまうと指摘。
 ただ、技術だけでは限界があり情報の流出を防ぐためには「社員教育でいかに個人情報に対する意識を徹底できるかがカギになる」と指摘しています。

チューリップテレビ

最終更新:2019/12/11(水) 11:06
チューリップテレビ

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