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J1リーグの平均入場者数が2万人を突破。スポーツ文化が定着した日本社会は見捨てたものではない

2019/12/11(水) 17:33配信

J SPORTS

Jリーグの平均観客動員数は、これまで概ね1万7000人台から1万8000人台で推移してきた。

1993年の開幕年は「Jリーグブーム」と言われ、あらゆる試合で満員の観客を動員し、チケット争奪戦が繰り広げられた記憶が強いが、当時は旧国立競技場を除いて大きなスタジアムがほとんどなかったこともあり、平均入場者数は1万7976人だった。

その後、「ブーム」が去ると平均入場者数は1997年に1万0131人と1万人割れ寸前まで低下したが、2001年に1万6548人を記録すると、以降は1万7000人台から1万8000人台で推移してきた。1万9000人台に乗ったのは2007年、2008年、2018年だけで、それもいずれも1万9100人には届かない数字だった。

つまり、平均2万人という今年の数字は画期的と言っていいものなのだ。とくに今年はラグビーのワールドカップがあった関係で秋口のリーグ終盤戦に差し掛かる頃に首位争いをしていたFC東京と横浜F・マリノスがホームスタジアムを使えない時期があった。それにもかかわらず、入場者数が増加したのだ。

そういえば、先日はプロ野球(NPB)の観客数も、セ・パ両リーグの全試合平均観客数が3万人を突破したというニュースもあった。

ラグビー・ワールドカップでも予想以上に多くの観客がスタンドを埋めつくした。また、最近はBリーグという新しい人気プロ・スポーツも発足。ラグビーのトップリーグもワールドカップの影響もあって、入場券の売り上げが好調だとも聞く。

2020年東京オリンピックを前に、日本ではスポーツ観戦文化がすっかり定着してきているようだ。

数字だけではない。

たとえば、J2リーグ、J3リーグに所属しているクラブは全国のタイトルとは縁のない存在ということになる。かつて、日本のプロ・スポーツの全国リーグがプロ野球しかなかった時代には、全加盟クラブがリーグ戦優勝を目標に戦うのが建前だった。アメリカのプロ・スポーツではリーグ機構が介入し、ドラフト制度やサラリーキャップ制によって戦力均衡を図ってすべてのクラブが優勝を狙えるように調整を行うのだ。だが、サッカーの世界は弱肉強食の世界だ。J3のクラブが下克上を繰り返してJ1優勝を狙うには長い時間が必要となる。下部リーグのクラブは残留や昇格をかけて戦うのだ。

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最終更新:2019/12/11(水) 17:33
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