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衝撃のミラン移籍とまさかの復帰を経て…ユーヴェのリーダーへと成長を遂げたボヌッチ

2019/12/11(水) 7:40配信

SOCCER KING

 11月19日、ユヴェントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが、クラブと新契約を締結した。従来の契約は2023年6月30日までとなっていたが、2024年6月30日まで新たに1年間の延長を結び、37歳までユーヴェに残留することが可能となった。また、現在550万ユーロ(約6億6000万円)の年俸も750万ユーロ(約9億円)まで増額されることとなるようだ。

■衝撃的だったミラン移籍とまさかの復帰

 2017年7月20日、ボヌッチのユーヴェ退団はまさに青天の霹靂だった。しかも、あろうことか移籍先が宿敵の一つ、ミランというのだから、誰もが仰天した。移籍金は4200万ユーロ(約50億円)。マッシミリアーノ・アッレグリ監督との軋轢が移籍を推し進める要因となったが、多くの人が公式発表を疑ったことは間違いない。カルチョ・メルカートは何でも起こりうるものだと思わせる移籍劇だった。

 ミランではカピターノにも任命され、もはや老貴婦人のユニフォームに袖を通すことは二度とない、断じて許されないと思われた。ところが、その1年後の8月2日、今度は唖然とさせる“事件”が起こる。ユーヴェ復帰だ。マッティア・カルダラとゴンサロ・イグアインのトレードに加え、3500万ユーロ(約42億円)が支払われ、ボヌッチは再びユーヴェの一員となった。男を下げる移籍劇だった。

 ビアンコネロに詫びを入れ、減給を申し入れたとはいえ、信頼は地に落ちた。それでもボヌッチは、アッレグリ監督によって重宝された。それは双方のわだかまりは解消されたという証だった。ボヌッチの後釜となるものと期待されたベネディクト・ヘヴェデスは負傷続きでまったく使いものにならず、ダニエレ・ルガー二とメディ・ベナティアの二人もボヌッチの後継者となるまでのパフォーマンスを見せることはできなかった。ユーヴェ復帰を希求するボヌッチとその後釜を埋めきることができなかったクラブとの思惑が一致し、かくしてボヌッチは再びユーヴェの一員としてプレーすることが許されることとなったのである。

 ボヌッチのミラン移籍は決して“罪”ではないが、ティフォージにとってみれば、それ以上の許し難い裏切り行為であった。しかし、この1年の彼のプレーをみれば、十分に悔い改めたと見てもおかしくない。クラブへの忠誠も誓い、猛省した。今ではもう誰も、ミラン移籍の“黒歴史”を語るものはいない。それどころか、カピターノのジョルジョ・キエッリーニが不在の中で腕章を巻きつけ、ピッチの上でリーダーシップを発揮。クラブにとって必要不可欠な存在と呼ばれるまで信頼を回復させた。

 今シーズンはセリエAの14試合とチャンピオンズリーグの5試合にフル出場。まさに不動のセンターバックだ。また、9月からの代表戦でもEURO予選の6試合すべてでピッチに立ち、チームの無敗突破にも尽力した。キャップ数も95試合と歴代9位まで浮上し、キエッリーニの103試合に迫る勢いだ。アッズーリでもユーヴェと同様にキエッリーニの代役として主将を担う。若手が多いチームをけん引する姿もすっかりと板についた。

 もともとケガには強く、2010年のユーヴェ加入以来、年間のリーグ戦出場数は最も少なくて29試合と、計算の立つ選手である。この10年では、ユーヴェで最も長くピッチに立った選手で、2位キエッリーニの2万2366分、3位ジャンルイジ・ブッフォンの2万2196分を上回る2万3147分間プレーしている。ユーヴェ入団直前の2009-10シーズンには、バーリで全38試合にフル出場という離れ業までやってのけている。キエッリーニが故障を多く繰り返しているだけに、指揮官にとってこれ以上頼りになる存在はいないだろう。

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最終更新:2019/12/11(水) 7:40
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