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AIが「本当においしいラーメン店」を判定 頼りは口コミ、偽レビュー排除の仕組みを開発者に聞く

2019/12/12(木) 17:22配信

ITmedia NEWS

 昨今、情報サイトのレビューがフェイクだと疑う声が続出し、大きな問題になりつつある。大手ECサイトやグルメ系口コミサイトなどでは、報酬を得て高評価レビューをするサクラの存在などが指摘されており、消費者はどのレビューを信じていいのか難しい状態だ。

「AIが選ぶ本当に美味しいラーメン百名店 in 東京 2019」公式サイト(画像)

 そんなフェイクレビュー問題の解決に取り組んでいるのが、東京大学発のスタートアップ企業TDAI Labだ。同社はAIでレビューの信頼度をスコアリングするサービス「WISE REVIEW」を開発。そのAI技術を使い、信頼できるレビュアーから評価されているラーメン店をランキング化したWebサイト「AIが選ぶ本当に美味しいラーメン百名店 in 東京 2019」を11月に発表して、「AIがランキングを選ぶのか」「面白い試み」などと話題になった。

 ランキングの対象は都内のラーメン店で、「Google マイビジネス」にひも付くレビューを分析。2019年1月1日以降にレビューが100件以上投稿された店舗と、レビュー履歴が5件以上の個人のレビュワーに絞り、約6万件のレビューをAIで解析した。

 レビューの星の数や文章を、ネットワーク分析や自然言語処理技術を用いて分析し、その信頼度を算出。サクラや不当に低評価のレビューをするアンチなどを、自動検知できるようにした。

 具体的にはまず、レビュワーの評価履歴を見て、これまでどのようなレビューをしているかを確認する。次に、レビュワー同士の投稿内容を比較することで、極端な評価をしている人がいないかをチェック。中にはbotによる投稿もあるため、短時間に大量のレビューを投稿していないか、不自然な文章ではないかなども判断基準にする。これらの情報を基に、信頼できるレビュワーかどうかを判定する。

 最終的に、AIが信頼できると判断したレビューを「WISE SCORE」として点数化し、それを基にランク付けした「WISE SCOREランキング」を算出。Googleのレビューを基に順位付けした「単純平均ランキング」で上位にいても、WISE SCOREランキングで極端にランクが低い店は、信ぴょう性の低いレビューが多いとAIが判断したことになる。

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最終更新:2019/12/12(木) 19:02
ITmedia NEWS

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