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お互いの仕事に無関心な夫婦ほど、家事育児で揉めている――共働き夫婦 家事育児の実態~夫のホンネ、妻のホンネ~vol.04

2019/12/12(木) 17:01配信

リクナビNEXTジャーナル

※本記事はより転載した記事を一部改編して掲載しております。
夫婦が円満に仕事と家庭を両立するためには、本当に家事育児を平等に負担することが必要なのでしょうか?
「5:5にしろとは言わないけれど、あまりに不平等(妻・33歳)」
「平日は妻に任せきりになってしまい、申し訳ない(夫・37歳)」
私たちが今回行った調査でも、家事育児の実施割合に言及した意見が沢山寄せられました。たしかに夫も妻も外で働く家庭の場合、家事育児を平等に担うのがフェアなように思えます。けれど、家族それぞれにライフスタイルが異なるなかで、一律に5:5を目指すことは家族の幸せに繋がるのでしょうか。
連載企画第4弾は、多くの夫婦が気にしている「家事育児の実施割合」と満足度の関係を敢えて疑い、夫婦円満の秘訣を探っていきます。
※本連載記事は、夫婦ともフルタイム勤務もしくはそれに近い働き方をしている共働き家庭に注目し、「夫婦ともに週5日以上勤務かつ、1日平均6時間以上勤務の世帯」を対象とした調査結果をもとに構成しています。詳しい調査対象については、をご覧ください。

円満家庭も不満のある家庭も、家事育児の分担比率はあまり変わらない

まず注目したのは、「夫婦のどちらも配偶者の家事育児に不満はないと回答した家庭」と、「夫婦のどちらか、もしくは夫婦共に不満がある家庭」では家事育児の分担に差があるのか。しかし、円満家庭の家事・育児の分担比率が妻:夫=65.6%:34.4%の比率だったのに対して、不満のある家庭は妻:夫=70.2%:29.8%と、明らかに差があるとまでは言えない結果でした。
また、今回調査した家庭のうち、お互いに不満がないと答えた夫婦は全体の4割。実施割合の平均は妻:夫=7:3という分担実態を踏まえると、家事育児を平等に担うことが絶対に必要だとは言い切れないようです。

夫婦の収入差や夫婦の年代も、家事育児の満足度には影響していない

では、家事育児の負担が不平等でも不満のない夫婦は、どうして現状に納得できているのでしょうか。そこで注目したのは夫婦の年収差。100万円以上の差がある世帯と、差がない世帯で満足度を比較してみました。ところが、この場合も満足度に大きな差は認められず、各家庭における理想の家事育児のあり方は、収入の違いだけで一概に語れるものでもないようです。
また、「時代とともに家族内の役割意識が変化していることも関係しているのではないか(女性の社会進出&男性の家事育児参加への納得度)」という仮説のもと、世代別の満足度も比較しました。しかし、こちらもはっきりとした違いがあるとは言えず、家事育児の満足度との相関性はない結果でした。

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最終更新:2019/12/12(木) 17:01
リクナビNEXTジャーナル

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