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環境問題って、やっぱり「意識高い系」? ひねくれ記者がサステナビリティについて聞いてみた

2019/12/12(木) 6:34配信

アーバン ライフ メトロ

サステナビリティ「自分に関係ない」と思っていた記者

 近年、「持続可能性」を意味する「サステナビリティ」「サステナブル」という言葉を、よく耳にするようになりました。海洋汚染を引き起こすプラスチックごみや、まだ食べられるのに廃棄されてごみとなる食品ロスをいかに削減するかなど、持続可能な地球環境や社会に向けた取り組みは世界的に進められています。

【画像】本当に廃棄食材で染めたの? ビビッドかつサステナブルなTシャツの数々

 世界的なトレンドとなり、多くの人が関心を持ち始めたサステナビリティ。しかし筆者はどうしても、積極的にサステナブルな生活を実践する気になれません。プラスチック製品の使用を控えたり、朝起きて家庭菜園で育てた野菜をかじってみたり……。そんな雑誌で見るような「ていねいな暮らし」を、「現実味のない、自分とは関係のないもの」と遠目から眺めている節さえあるのです。

 なぜ、サステナブルをそのような歪んだ目で見てしまうのか――。理由を探るべく12月10日(火)に行われた、繊維商社の豊島(名古屋市)が環境保全団体のWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン。港区三田)との提携を発表した記者会見を取材するため、同社の東京本社(千代田区神田岩本町)に向かいました。

石油産業の次に環境汚染をしているファッション産業

 国連機関によると、ファッション業界は製造の際、大量の水を使い、人間の活動による二酸化炭素(CO2)排出量の約10%を占めるとのこと。ファッション産業は石油に次ぐ“世界で2番目の環境汚染産業”と呼ばれており、今まさに「大量生産・消費」から「サステナブル(持続可能)な生産・消費」への早急な転換が求められています。

 こうした問題に国内でも先駆け的に取り組んできたのが、1841(天保12)年に創業した繊維商社の豊島です。記者会見では、代表取締役社長・豊島半七さんや執行役員・溝口量久さんが登壇、同社が手掛ける食品廃棄物を再活用したプロジェクトブランド「フードテキスタイル」や、綿花農家の顔までわかるというトレーサビリティ(追跡可能)が担保されたトルコオーガニックコットンを使った製品などを紹介しました。

 そして今回、日系企業として初めてWWFと提携することも発表。WWFジャパン自然保護シニアディレクター・東梅貞義さんは、繊維業界における環境負荷の高い水に関する「水スチュワードシップ(受託責任)」の推進と、サステナブル素材の調達に関する自社における改善目標の設定など、具体的な稼働について説明しました。

 また、サステナブル素材としての条件を満たすファッション製品の拡大のため、複数のファッションブランドを巻き込んでのプロジェクト、イベントなどを実施していくそうです。

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最終更新:2019/12/12(木) 12:33
アーバン ライフ メトロ

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