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王会長「変えざるを得ないんだよ」名球会で正面に座った内川へのゲキ

2019/12/12(木) 8:01配信

西日本スポーツ

■名球会総会

 【ホノルル(米ハワイ州)倉成孝史】福岡ソフトバンクの王貞治球団会長(79)が10日(日本時間11日)、名球会総会にともに出席した内川聖一内野手(37)に「V字回復指令」を出した。2008年に右打者史上最高打率をマークするなど両リーグで首位打者経験のある内川だが、今季の打率は2割5分6厘。同じ38歳シーズンで打率3割、39本塁打をマークした世界のホームラン王は、勝負の20年目に挑むベテランに、厳しくも愛のあるゲキを送った。

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■3年連続2割台

 暖かく心地よいホノルルの風に後押しされてか、王会長の口調は普段より熱っぽかった。「2020年は、彼にとって勝負の年。本人からそういう思いも伝わってくるよ」。彼とは、名球会総会でほぼ正面に座っていた内川のことだ。参加者では最年少ということもあり、レジェンドたちに囲まれ緊張気味の表情を浮かべていたベテランに熱いエールを送った。

 「V字回復指令」だ。内川は、2008年に右打者史上最高となる3割7分8厘の打率をマークし首位打者を獲得。そこからの9年間で8度シーズン打率3割超えを果たした。だが最近3年は打率3割に未到達。来年内川が迎える38歳のシーズンに、王会長自身は打率3割、39本塁打をマークした経験を踏まえて「変化」を恐れない姿勢を求めた。

 「打撃フォームも何年型、何年型とあっていい。当然体だって変わってくるし、相手だって変わってくる。変えざるを得ないんだよ」

 自身も一本足打法を武器としながら、スランプ時には試行錯誤を重ね、前人未到の868発ものアーチを描いた。内川は打率2割5分6厘に終わった今季の反省も踏まえて、すでに来季から「高校時代以来」という左足を地に着けたままスライドさせてタイミングを取る「すり足打法」へ変更することを決断。その思いをくみ取った王会長が、力強く背中を押した形だ。

 球団は来季のリーグV奪回と4年連続日本一に向けて、ヤクルトから自由契約となったシーズン60本塁打の日本記録ホルダーであるバレンティンの獲得に動いており、入団は秒読み段階だ。入団となれば、例年以上にレギュラー争いは激しくなり、両リーグ首位打者経験者の内川でさえも定位置は保証されない。「駄目なら出られないし、良ければ出られる。自分が納得できるようにオフ、キャンプ、オープン戦とやっていくだけ」と内川。王会長からのゲキを胸に勝負の20年目に挑む。

西日本スポーツ

最終更新:2019/12/12(木) 12:07
西日本スポーツ

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