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帝京大学、「挑越」をテーマに大学王座に挑む。ラグビー全国大学選手権

2019/12/12(木) 19:28配信

J SPORTS

銀杏並木が黄金色に輝く。さらに天気も快晴で最終戦にふさわしい秋の匂いが感じられた。

関東大学対抗戦の最終戦となった慶應義塾大学戦。3位が確定していた帝京大学にとって、大学選手権に向けて最後の公式戦。勝って締めくくりたかったが、結果は24-29と慶應大に軍配が上がった。

試合後、FL(フランカー)本郷泰司主将(4年=京都成章)は「試合内容としては、前半厳しいプレーというのがぬるくなってしまって、慶應の勢いのあるプレーに対して受けてしまった」。

「それに対して前半で修正することができず、ズルズル行かれてしまった」とくちびるを噛んだ。「絶対この苦い経験を次にいかして、練習から厳しく、大学選手権では1戦1戦勝ちきれるようなチームになれるよう」と力を込めた。

慶應大との試合でも見られたように帝京大はけが人が多い。本郷も慶應戦で足首を痛め途中交替。

そのほかにも、NO8(ナンバーエイト)安田司(3年=常翔学園)も早稲田大学戦でひざを痛めるなど、対抗戦で多くのメンバーが負傷した。大学選手権は待ってくれないが、それでも1年間を通して多くの選手が成長してきた。

FW(フォワード)にはラグビーワールドカップで一躍有名になった「笑わない男」こと、稲垣啓太(パナソニック)の後輩で、PR(プロップ)の近藤芽吹(3年=新潟工)や、フィールドプレーにも定評があるPR細木康太郎(2年=桐蔭学園)らが最前列で身体を張り続ける。

彼らを後ろから支えているのは明治大学戦から、CTB(センター)からFLにコンバートした本郷、ボールを持たせたら止まらない、FLリッチモンド・トンガタマ(2年=オタフフカレッジ)など、大物揃いだ。

一方、BK(バックス)にはWTB(ウイング)の木村朋也(3年=伏見工)、尾崎泰雅(3年=伏見工)らトライゲッターが快足を飛ばす。

さらにチームをけん引する司令塔のSO(スタンドオフ)北村将大(3年=御所実)や、SH(スクラムハーフ)土永雷(3年=光泉)も相手チームにとっては脅威になるだろう。

12月12日、帝京大学八王子キャンパスで行われた壮行会で本郷はこう言った。

「(対抗戦3位の)悔しさが残るので、しっかり大学選手権でこの思いをぶつけたいと思います。1戦1戦勝ちきって、昨年、僕たちが果たす事のできなかった大学選手権優勝をできるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」。

ラグビー部の目標は大学選手権で優勝し、日本一になること。対抗戦の勝敗はもう過去のことだ。「厳しさ」をグラウンドで体現し、「挑越」するまであとわずかだ。

文:太田和樹/写真:亀ヶ谷沙希(帝京スポーツ)

最終更新:2019/12/12(木) 19:28
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