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シタデルのグリフィン氏、もう1つの「金のなる木」で競合他社に対抗

2019/12/12(木) 16:42配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米ヘッジファンド運営会社シタデルの創業者ケン・グリフィン氏が築いた「帝国」では、シタデル・セキュリティーズは「シタデルのトレーディング部門」と素っ気なく呼ばれることも時々あり、忘れ去られた辺地のような存在と見なされている。そこでは、クオンツ担当が、株価のわずかな価格差で裁定取引をし、米国債のビッド・アスク・スプレッドの計算をするため複雑なアルゴリズムと格闘している。

だが、それだけではない。マーケットメーキングを手掛けるシタデル・セキュリティーズは、グリフィン氏率いるヘッジファンド部門とは別組織で、昨年35億ドル(約3800億円)の収益を生み出した。これはノンバンクの同業他社を大きく上回り、ウォール街のライバル企業に追い付こうとしている。

シタデル最高経営責任者(CEO)であるグリフィン氏(51歳)は2018年に、ヘッジファンド部門から約8億7000万ドルを稼いだ。シタデル・セキュリティーズは一層の利益を生む可能性がある。というのも、グリフィン氏は以前、利益率が30%を超える可能性があると言っていたからだ。

主にヘッジファンド事業への投資と所有に基づく試算で、グリフィン氏の資産は約103億ドルと長らく見積もられていたが、ブルームバーグ・ビリオネア指数の新たな推計に基づけば、それよりも51億ドル多い。これにより、世界の富豪上位500人のランキングで同氏は86位となり、今週初めの150位から順位を上げた。

シタデルの広報担当ジア・アーメド氏は、グリフィン氏の純資産についてコメントを控えた。

原題:Ken Griffin Has Another Money Machine to Rival Hedge Fund (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Tom Maloney

最終更新:2019/12/12(木) 16:42
Bloomberg

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