ここから本文です

アメリカの弾道ミサイル発射実験は“中国へのメッセージ”

2019/12/13(金) 11:30配信

ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月13日放送)に自民党参議院議員の佐藤正久が出演。アメリカが行った弾道ミサイルの発射実験について解説した。

アメリカがINF条約の失効後2回目の弾道ミサイル発射実験

アメリカ国防総省は12日、アメリカとロシアの間の中距離核戦力(INF)全廃条約で制限されていた地上発射型弾道ミサイルの発射実験を行ったと発表した。アメリカによるミサイルの発射は8月のINF条約の失効後2回目ということになる。

飯田)アメリカとロシアの間の条約ということで、ロシアに対して云々ということも報道されていますが、どうご覧になっていますか?

中国に向けてのもの

佐藤)これは完璧に対中国ですね。

飯田)対中国。

佐藤)中国がアメリカとロシアの中距離弾道ミサイルの条約の外にいたため、無法図にどんどん中距離ミサイルを開発して来た。これは看過ならないということです。中国のミサイル開発によって、アジア太平洋における防衛バランスが崩れてしまった。ワシントンD.C.に行っても、いまは北朝鮮というより、中国に対してどうやってアメリカが自分の立場、価値観を守るのかという議論がほとんどです。

飯田)中距離というものの定義は、1000キロ以内とか。

佐藤)500キロ~5500キロです。500キロ未満が短距離で、500キロ~5500キロが中距離、5500キロを超えると大陸間弾道と言われるような長距離になります。5500キロというのは、一説によるとモスクワからワシントンD.C.までの距離が5500キロであるから、それを超えるものを大陸間弾道弾と言うとのことです。中距離核と言っているけれども核ではなくて、普通の弾道ミサイルの地上発射式、あるいは巡航ミサイルがこの対象でした。今年(2019年)、北朝鮮はロシアから入って来たと言われる、イスカンデルタイプのKN23を4回撃っています。ロシアはこのミサイルを500基以上持っていました。アメリカはそれが問題だということを理由に、INF条約の離脱をしたわけですけれども、北朝鮮は同じものを持っているし、中国はもっと持っています。

飯田)中国は種類も多いですし、長さもいろいろあるということですか?

1/2ページ

最終更新:2019/12/13(金) 11:30
ニッポン放送

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事