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Mac Proって結局なにがスゴいのさ?

2019/12/13(金) 22:30配信

ギズモード・ジャパン

Appleも空気の魔術師の一員

Mac Proの内部写真を見ると、近年のクルマのボンネット内部をみるかのごとく、各部がカバーで覆われています。見た目がいいからこうしたわけじゃない。整流のためのエアロパーツなんですよこのカバー。

実機を見てみないと断言できませんがCPU、電源、拡張スロット(GPU含む)の三大熱源部をそれぞれ別室化。前面の摺り下ろしパネルから取り入れたフレッシュな空気の通り道を分けて各部を冷却し、熱をもった空気が他のパーツエリアに入り込まないように排気させるようなエアフロー設計がされているのでしょう。

効率よく冷却できればオーバーヒートしにくいし、ファンの回転数も抑えられるから低ノイズ。長年PCを作り続けてきたメーカーならではの空気の魔術師スキルが思う存分発揮された作りなんだろうなあ。みてみたいなあ。

2モジュール4GPUのモンスター

目に止まりやすいMac Proのストロングポイントといったら、なんといっても今回から独自に採用しているMPX(Mac Pro Expansion)モジュールの存在ですね。高速データ転送と大電力供給をセットにした新拡張スロットに、GPUを2機搭載したグラフィックボードモジュールを2台組み込める。はい。都合4GPUをサクッとインストールできます。しかも選べるのがグラボ界最強種と名高い「Radeon Pro Vega II Duo」ときた。

MPXのメリットは計550Wの電源供給ができることで、既存のデスクトップPCやワークステーションのように、電源ラインを考える必要はなし。超カンタン。ということはメンテナンスも超カンタン。最初はどノーマルな構成で、あとからモジュールを付け足してのカスタムもOKです。

筐体内部でケーブルが浮いてないから、空気の流れを阻害する要因もきわめて少なく、排熱効果も高くなる。いいことだらけすぎる。

プロキシを作る必要なし。No 待ち時間、No ストレス

映像編集、再生時のブースターになる「Apple Afterburner」の存在もMac Proが極みとなるポイント。今はMac Proでしか使えないアクセラレーターカードなので、Mac Proを使う理由にも直結しうる要素です。

動画編集をする際、通常MacBook Proのようなマシンでは4Kの映像をそのまま長時間再生できないため、プロキシと呼ぶ軽いバージョンの映像を作ってから編集を進めます。

Apple Afterburnerはこれをスキップできるカード。最大3ストリームの8K 30p ProRes RAW映像を処理できるようになるって。つまりリアルタイムに3つの8K RAW映像を重ねたり切った貼ったの編集ができる。4K RAWなら12素材を並べて待ち時間なくフルフレームレートでいじれるって(ちなみに後付けもできる)。

ナンスカソレ。新人なのにTV局の編集室でいきなりのデビュー決めるんですか。それだけの生産力をご期待あれってことですか。

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最終更新:2019/12/13(金) 22:30
ギズモード・ジャパン

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