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宮沢りえ、映画デビューは「演技に対する劣等感が…」 『ぼくらの7日間戦争』に30年ぶり出演に感慨

2019/12/13(金) 20:24配信

オリコン

 DISH//の北村匠海(22)、女優の芳根京子(22)、宮沢りえ(46)が13日、都内で行われたアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』の公開初日舞台あいさつに登壇した。

【動画】アフレコ現場エピソードを明かした北村匠海

 1988年に公開された実写映画で宮沢は中山ひとみ役で出演。公開を迎えたアニメ映画でも同じ役柄の声を務める。宮沢は「30年後に、中山ひとみという役を演じるとは夢にも思っていなかった。15歳でデビューしたのが『ぼくらの7日間戦争』という映画で、その感想を『いい映画だった』とか『青春です』とか言ってくださる方がたくさんいて。デビューの作品が『ぼくらの7日間戦争』で本当によかった」としみじみ。続けて「その感謝の気持ちを込めて、ささやかな役ですけど参加させていただきました。この青春の空気を多くの人に感じていただけたら」と出演の経緯を明かしていた。

 戦車に乗った姿が印象的な場面として今も語り継がれている。当時の宮沢について北村は「まさか15歳とは思えない。子ども対大人の構図が、宮沢さんたち子どもが大人に見えた。せりふ一つひとつとっても達観していたような」と驚きの表情を見せ、芳根も「こうやって大人になるんだって思った。今の時代にない力強さを感じた」と感想を語った。

 当時について宮沢は「もう忘れちゃいました」と照れ笑いしたが「演技の経験が初めて。撮影に入る前に2泊3日で合宿した。『ここに砂浜があって』とエチュードみたいことをやって、もう、それが苦痛で苦痛で…。いつ、ここから抜け出せるんだろうと、演技に対する不得意感、劣等感が…。ほかの方より経験が少なかったので苦労しました」と心境を振り返っていた。現場に入ると多くのスタッフの熱気に背中を押されて「できないと思っていたことが、どんどんできた。演じることの奇跡みたいなことを初めての作品ではありましたけど感じたような気がします」と運命の作品との出合いを懐かしんでいた。

 この日は、原作者の宗田理氏からのサプライズレターが到着した。宮沢とはアフレコの現場で会ったそうで「30年前の実写映画で、みずみずしく映画デビューされた宮沢りえさんが、今作品で優しく強く信頼できる大人になった中山ひとみを演じてくれたこともうれしかった。さすがの存在感でした」と絶賛。宮沢は「私たちの青春時代は宗田理さん。まだまだお元気で、新作を書いているとお伺いして、とてもうれしくなりました」と笑顔で久しぶりの対面を口にしていた。

 1985年からシリーズ出版が続き、累計2000万部を突破している宗田理氏の小説が原作の同映画。初版から3年後に、女優・宮沢りえのデビュー作にして初主演を務めた実写映画が公開されて話題となった。今回のアニメ映画版は、2020年が舞台。

 主人公の鈴原守(北村)は、幼なじみの千代野綾(芳根)に片思いするも、綾は一週間後に父親の都合で東京へ引っ越すことに。「17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」という綾の本音を聞き、守は「逃げましょう」と彼女に告げる。そして綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、ただ7日間、大人から隠れるだけの少年たちの精いっぱいの反抗が描かれる。

 この日は村野佑太監督も参加した。

最終更新:2019/12/15(日) 8:25
オリコン

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