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「出場権なし」から賞金ランク13位の大逆転。コーチが語る、稲見萌寧を崖っぷちからよみがえらせた“練習ドリル”

2019/12/13(金) 6:31配信

みんなのゴルフダイジェスト

今季QTランク103位と、自力での出場権のない状態から推薦出場で結果を出し続けてリランキング上位の資格で出場権を勝ち取り、ついには初優勝にまで漕ぎ着けた稲見萌寧。賞金ランク13位、パーオン率は全体1位という大活躍を支えた奥嶋誠昭コーチに、その裏側にある努力を聞いた。

稲見萌寧のドライバー連続写真

予選会で出場権獲得ならず。そこから持ち球を変える改造に着手した

稲見が奥嶋と出会ったのは、2018年のQT(ツアー出場権を争う予選会)のサードステージで敗退した後のこと。その時点で推薦以外に翌年の出場権がなかった稲見は、開幕までに持ち球をドローからフェードに変えるという大胆なスウィングチェンジを行った。

奥嶋の指導の元、持ち球を変えて臨んだ2019年シーズンは、推薦で出場できる限られた試合で賞金を稼ぎ、それ以降の出場権が決まる第1回のリランキングで上位に入ることを目標にシーズンイン。リランキングまでに出場した7試合で1000万以上を稼ぎ出して中盤戦以降の出場を決めると、初優勝をつかみ、最終的には7000万円超を稼いで賞金ランク13位に入る離れ業をみせてくれた。

QTのファイナルにまでたどり着けないところから、一気にトップレベルにたどり着いた稲見。その過程で奥嶋と稲見が徹底して行ったのが「左手一本ドリル」だったという。

このドリルを徹底して繰り返したことが稲見のクセを矯正し、本来持っていた感覚を引き出したことが躍進につながった。その意図を、奥嶋はこう説明する。

「もともと練習量はすごく多いタイプでしたが、体の軸を傾け下からアオるような打ち方で、安定していませんでした。そこで、以前やっていて感覚が良かったという左手一本で打つドリルを再開。そのことでスウィング軌道を整え、持ち球もドローからフェードに変えることができました」(奥嶋)

インサイドアウト軌道でドローボールを打とうとすると、とくにドライバーの場合、クラブヘッドがアドレス時のシャフトの角度よりも下から入りやすく、そこから急激にフェースを返すような打ち方になりやすく、安定感は減る。

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最終更新:2019/12/13(金) 6:31
みんなのゴルフダイジェスト

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