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沙希様、顔面を踏みつけ操と決別・帰国へ…「もう操さんに興味なんてなくってよ」

2019/12/13(金) 11:01配信

AbemaTIMES

 東京女子プロレスは極めて個性的な団体だ。選手のキャラクターが濃く、エンターテインメント性も強い。グラビア出身のまなせゆうなは胸で相手の蹴りをはじき返し、同じように辰巳リカのヒップアタックはこのリングで何よりも硬い。それは越中詩郎とタッグを組んだこと、その試合の前に“尻特訓”をしたことによる。その辰巳の尻と同じくらいの硬度を誇るのが伊藤麻希の「アイドル界一デカい」と言われた顔面(から繰り出す頭突き)だ。

 エンターテインメント性が強い=フィクション性が強いとも言えるわけで、マジメなプロレスファンなら顔をしかめるところだろう。が、プロレスの自由さを愛する者にとってはたまらない。突き詰めれば“何も誇張されていないプロレス”などあるのかという話でもある。フィクション性、エンタメ性の中に“リアル”が垣間見えることがプロレスの醍醐味という見方もできる。

 たとえば沙希様だ。東京女子プロレスに美しさと強さを広めるために「おフランス」はパリからやってきた沙希様は、写真を見てもらっても分かる通りDDTの赤井沙希とは別人であり、「様」までがリングネーム。ありがたいことに呼び捨て可なので、ファンは「沙希様!」と声援を送る。

 いかにもネタ的なキャラのようだが、実際はそうとも言えない。長い手足を活かした打撃と関節技を得意とする沙希様と闘うことで、東京女子の選手たちは成長していった。沙希様に結果でも内容でも負けないようにすることが、バラエティ色あふれる東京女子の中で一つの“軸”になっていると言ってもいい。その闘いと成長はやはり“リアル”なのだ。

 沙希様と組むことで飛躍するレスラーもいる。昨年引退した滝川あずさ(アズサ・クリスティ)、ハイパーミサヲ改め操は沙希様とタッグ王座を保持した。どちらもキャラ先行と思われていた選手で、沙希様は彼女たちの中で育ちつつあった“力”を引き出したのだ。

 ただ沙希様と組むことで“覚醒”を促されても、最終的には独り立ちしなければいけない。いつか別れの時がやってくる。そこもプロレスの“リアル”で、レスラー人生を最後まで“沙希様の手下”で過ごすことはできないのだ。操にも、その時がやってきた。

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最終更新:2019/12/13(金) 11:22
AbemaTIMES

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