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試合を決めた1打よりも完璧な当たり 古江彩佳が選んだのは「今年一番いいショット」【女子プロが選ぶ“今年の一打”】

2019/12/14(土) 12:00配信

ゴルフ情報ALBA.Net

多くのドラマが生まれた2019年シーズンに活躍した選手たちに、一番“印象”に残っている1打を挙げてもらった。良かったものを挙げる選手、悪かったものを挙げる選手。性格やその年の活躍が如実に出るこの企画。今回は史上7人目のアマチュア優勝を達成した古江彩佳。

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安田祐香、吉田優利らを擁するいわゆる“プラチナ世代”で、今シーズン最も輝いたのが古江だろう。

アマチュアながら「リゾートトラストレディス」で3位に入るなどプロトーナメントで大活躍。一方でアマチュア競技「日本女子アマチュアゴルフ選手権」ではJGA(日本ゴルフ協会)の専務理事・山中博史氏が運転するカートが最終組のカートを追い抜こうとした場面で接触があり、カートに積んでいた古江の3番ウッドが折れてしまうアクシデントにも見舞われた。

そんなトラブルも乗り越え、アマチュアとして出場した10月の「富士通レディース」でツアー史上7人目のアマチュア優勝を達成して一躍ヒロインに。プロテスト免除で日本女子プロゴルフ協会に入会。同級生たちより早くプロとしての一歩目を踏み出すと、最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」でも2位タイ。メジャーでも存在感を見せつけた。

そんなシンデレラに質問してみると、「印象に残ってる一打ですか…。えー、なんやろ…。優勝したときの…。なんやろ…。けっこういっぱいあるんですよね(笑)」という回答。最初は優勝を決めた“ボギーパット”を挙げ「すごい覚えています。最後はパーを獲りたかった。ボギーを叩きたくなかった。悔しい思い出ですね。入れて勝ちましたけど、悔しいです」と偉業の瞬間は喜びだけでなく、54ホール目で喫した初ボギーの悔しさもこみ上げた。

「でも」と前置きして本命を教えてくれた。「パー5の7番ホールで2オンできたのはすごく良かったです。エッジまで200ヤード切っていたかなというくらいの距離を7番ウッドで乗せました。あの試合で一番のショットですね」。首位を走る三ヶ島かなに追いついたバーディにつながったショットが一番“印象”に残っている1打だ。

「2打目で狙うのがすごく難しい場面でした。距離もあるし、ピンの方向になるほど距離もいる。だからピン方向じゃなく、届くエッジを狙うという選択をして、完璧にその場所に落ちてくれました。試合を決めたことよりも、完璧に打てたほうが覚えていますね。試合だけでなく、今年のなかで一番いいショットだったと思います」。1年で最高のショットを、1年で一番しびれる試合で放つ。さすがというほかない。

(撮影:米山聡明)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:2019/12/14(土) 12:00
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