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真夜中に握りあった彼女の手と俺の手が、格ゲーの舞台で真剣勝負を迎える「ハイスコアガールII」23話

2019/12/14(土) 7:30配信

ねとらぼ

 ゲーセンで燃やした青春があった。ゲーセンで育った恋があった。格ゲーが盛り上がっていた90年代を舞台に、少年少女の成長を描くジュブナイル「ハイスコアガール」。ゲームを愛した2人の少女と1人の少年の、エモーショナルな恋の物語。

 22話で、小学校からの因縁を果たすべく大野晶と大阪の「スパIIX」大会に参加することになった矢口春雄(ハルオ)。これで勝ったら、彼女に告白する。そう誓っていた深夜、彼のベッドの中には大野がいたのだった…。

ふれあいとじゃれあい

 高校生男女が一つのベッドの中に入って眠るという、ドキドキな引きで終わった22話ラスト。ハルオが大野を女として意識したことで、危うさが加速しました。今まで一緒にいてもこんなことはなかった!

 今までだってある程度何らかの意識はあったかもしれませんが、大野の行動に対して大抵一歩引いたリアクションしていたハルオ。でもさすがに今回ばかりはたじろぎます。

 注目したいのは、2人の手です。ベッドに入ってから、指と指を絡めあっています。この時彼の口から自然に出たのが「お前は…本当にかわいいな…」という発言。

 ハルオは恋を認めてから、かなり素直です。これも素の発言でしょう。あまりにもロマンティックすぎる。このまま抱きしめてしまうのか!?と思いきや、「ひ…左手の置き場がわからねぇ…」とロマンティックぶっ壊し発言。これも素。大野は彼に噛み付いたりくすぐったりつついたり。寝るのを妨げるようなちょっかいを出し始めます。

 お茶目な面を出せるようになったのは、大野の大きな成長です。小学校時代は本気でボコスカ殴っていたものの、中学に入って以降は微妙に距離を置くようになり、そして今やっと、いたずらをしても大丈夫なんだという手応えを得て、ハルオに対してふざけてみたり、格ゲーで勝ったら煽ったりするようになりました。他の人間には絶対見せない姿です。

 今回のベッドインからのわちゃわちゃは、性的なときめきの部分もあるでしょうけれども、大野にとってはスキンシップそのものを取ること自体が最大の目的だったのでしょう。彼女は幼少期から、誰かに甘えたことがない。今、ハルオには甘えることができます。噛み付くのもつつくのも、彼女なりの全力の甘え。ハルオが受け止めてくれることの、なんと幸せなことか。

 ところでもしハルオがここで左手も使って抱きしめてくるようなことがあったらどうだったんだろう。それは2人にしかわからない。とはいえ、大事なのは「何をするか」ではなくて、ハルオが自分に対して反応してくれることと、甘えてもいい安心感があること。ハルオのことを信頼している大野、どう転んでも幸せだったんじゃないかな。

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最終更新:2019/12/14(土) 7:30
ねとらぼ

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