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事情聴取の少年に暴行/和歌山県警が巡査長を書類送検

2019/12/14(土) 16:30配信

紀伊民報

 事情聴取中に中学1年の男子生徒(12)の顔面をたたくなどしたとして、和歌山県警は13日、湯浅署の男性巡査長(32)を戒告の懲戒処分にし、同日「特別公務員暴行陵虐」の容疑で和歌山地方検察庁に書類送検した。巡査長は同日付で依願退職した。

 書類送検容疑は、7月24日午後3時ごろ、器物損壊事件の捜査で県内に住む生徒を事情聴取した際、生徒の両頬をたたいたり、右手で口元付近をわしづかみにしたりした疑い。生徒にけがはなかった。

 県警監察課によると、生徒は事件発生時に現場にいたが、直接関与はないとみられる。当時、巡査長は同署生活安全刑事課に所属。暴行の理由について「少年のふてぶてしい態度に腹が立った」と供述。「少年に怖い思いをさせてしまい、取り返しのつかないことをしてしまった」と話しているという。

 保護者からその日に同署に問い合わせがあって発覚。当時、近くに別の警察官がいたが、止められなかったという。県警は、巡査長が事実を認め、逃走や証拠隠滅の恐れがないと判断し、逮捕しなかった。

 徳田太志首席監察官は「警察業務に対する信頼を大きく損ねる行為であり、県民の皆さまに深くおわび申し上げる。再発防止を図り、県民からの信頼回復に努める」とコメントを出した。

紀伊民報

最終更新:2019/12/14(土) 16:30
紀伊民報

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