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理想の世界を実現する唯一の方法

2019/12/14(土) 11:01配信

本がすき。

女性の地位を包括的に向上させることが、世界全体の進歩につながる――夫ビル・ゲイツとともに世界最大の慈善団体の共同議長を務めるメリンダ・ゲイツは、著書『いま、翔び立つとき 女性をエンパワーすれば世界が変わる』(THE MOMENT OF LIFT)の中で、女性や少女への国際的な支援が必要な理由を示し、解決策を提案している。11月に日本語版が刊行となった本書から抜粋し、世界が注目するメリンダの活動の一端を覗いてみよう。

全ての人を招き入れるために、まず女性を招き入れる

子どもを持つか、持つとすればいつか、結婚するかといった選択を自ら行う権利を持ち、機会を求め、大学で学び、収入をコントロールし、時間を管理し、目標に向かって前進し、働く場がどんな場であってもそこで高みへ上る―そうした数々の課題をこの本では取り上げてきました。

その一つ一つは、女性が全力で貢献できる存在になるために通り抜けていかなければならない扉、または打ち破らなければならない壁です。貧困から抜け出せずにいる女性や、権力を持つ男性たちにはじき出され萎縮させられている社会のあらゆる階層の女性、集い、語り合い、結託し、リードしていきたいと願う女性のために、私たちは壁を打ち破り、全ての人に門戸を開いていかなければなりません。

私はこれまでの人生で、様々な女性のグループに属してきましたが、当時は属している自覚がなく、後になって気づいたケースもあります。通っていた女子校は大きなグループでした。大学や大学院で女性が少ない時は、尊敬する女性の姿を探していました。

大人になってからは仕事やプライべート、スピリチュアルな活動の全てにおいて、女性たちと絆を育んできました。いつでも大切な男性の友人たちがいて、私が幸せに人生を送る上で欠かせない存在でした。しかし大きな不安に直面し、誰かにそばにいてほしい時、振り返るのは常に、特にグループでの付き合いのある女性の友人たちでした。

これまでの道のりで、隣で歩み続けてきてくれたのは女性たちだったのです。私たち女性にとって、女性同士の絆は個人だけでなく社会にとっても重要なものだと思います。前進はインクルージョンに支えられ、インクルージョンはまず女性が対象になるからです。

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最終更新:2019/12/14(土) 11:01
本がすき。

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