ここから本文です

「粉でパンケーキ作る」の声も…『プロテイン』市場拡大中!“美容と健康”で女性や中高年つかむ

2019/12/14(土) 6:34配信

関西テレビ

 最近、コンビニなどの身近なお店で「プロテイン」と名の付く商品をよく見かけるようになったと感じませんか?

 今、たんぱく質を豊富に含んだプロテイン商品が次々と登場しているんです。

 アスリートや筋肉自慢の男性が口にするイメージがありますが、ここ数年でプロテインにハマったという女性が急増。さらに中高年の利用者も増えていて、市場規模は年々拡大しています。

 一体なぜこれほどまでに売れているのか、プロテインブームの裏側に迫りました。

■市場規模は年々拡大…今年度100億円到達か

薄田ジュリアキャスター:
「こちらのスーパーでは、牛乳コーナーのすぐ横に、飲むタイプのプロテインが並んでいます。今こういったプロテイン関連商品が非常に人気なんだそうです」

 最近、よく見かけるようになった「プロテイン」商品。店頭で販売されている商品を買い集めてみると、その数なんと40種類以上にも!

 そもそもプロテインとは、日本語で「タンパク質」のこと。商品には、大豆などから作られたタンパク質が豊富に含まれています。

 水や牛乳などに溶かして飲む定番の粉末タイプは、子供や女性向けのものも。混ぜる必要がないドリンクタイプや、手軽に食べられるバータイプまで…。中には、ささみ肉のソーセージといった変わりダネも登場しています。

 実は今、その市場規模は年々拡大。インテージヘルスケアの調査によると、関連商品の売り上げは右肩上がり。今年度は100億円の大台に乗る勢いです。

 タンパク質は筋肉のもととなることからアスリートやボディービルダーが愛用しているイメージですが、なぜ今人気となっているのでしょうか。

 ドリンクタイプを買い物カゴに入れた女性に伺うと…。

女性客:
「よく買います。私じゃないんですけど、(高校生の)娘がジム行った帰りに飲んだり、行く時に持っていったり。美容・ダイエットとか色んな意味で飲んでるみたいです」

■店長「プロテイン愛用者は男性4割・女性6割くらい」

 次に向かったのは、おいしくて高タンパクのメニューが揃う店、その名も「プロテインラボ」。意外にも、客の半分以上が女性です。

40代女性:
「間食代わりと言いますか。飲むプロテインだったりとか、プロテインバー、チキン、ソーセージなんかも食べたりします」

30代女性:
「好きですね、めちゃくちゃ。プロテインの粉でパンケーキ作ったり。アレンジがすごい出来て子供にも食べさせてます。飲み続けたい、もう止められないです」

 皆さん、美容やダイエットのため、筋トレをしながらプロテインを愛用しているそうです。

 ボディービルダーで、店長を務める西門さんによると、ここ数年で女性客が急増したといいます。

プロテインラボ 西門店長:
「最近本当に男性4割、女性6割くらいで。女性の方が多いかなっていうくらい増えてきました。24時間ジムが増えたり、コンビニでプロテイン関連商品が出だしたりしたということで、健康志向の意識になってきているのが考えられます」

 近年、美しい体づくりを求める女性たちが増加。プロテイン商品が売れる背景には女性の筋トレブームがあるようです。

 さらに、プロテインの購入者を年代別で見てみると、なんと若者よりも40代以上の中高年が多く、全体の半分以上を占めていたんです(昨年度・インテージSCI調査)。

■プロテインを愛用…イマドキの中高年事情

 中高年たちも欲しがるプロテイン。どんな理由があるんでしょうか。平日の昼間、ジムに向かうと、持参したプロテインを飲む中高年の方々が…。

薄田キャスター:
「すみません、集中されてるところに…。すっごい筋肉が美しいんですけど、ちなみに今はおいくつで?」

女性:「来月で58歳です」

若さと健康を保つために50歳から筋トレを始めたという晴美さん(57)

 トレーニングを続ける中でタンパク質の大切さを知り、2年前からプロテインを飲み始めたそうです。

晴美さん:
「これは普通のミルク味です。一番安いんですよ。ずっと飲み続けるとなると、一応主婦なのでちょっとでも安いやつを…と思って。節約ですね」

 1日1回、午後3時にプロテインを牛乳に溶かして飲んでいます。以前は筋トレが終わってすぐ飲んでいたそうですが、ご飯が入らなくなるため間食に…。

晴美さん:
「私、食が細いのでプロテインを飲んでいます。食べ物だけではタンパク質を補えないので、食が細い人にはいいと思いますね」

 肉や魚を使った料理を作るより、手間がかからないのも、大きな魅力だといいます。

 一方、プロテインブームは筋トレをしていない人にも。薬局を取材すると、健康相談のブースのすぐそばにプロテインコーナーを設置。筋力アップや食事のサポートなどでも推奨されていました。

 シニア世代にもプロテインを勧めているという管理栄養士に話を聞くと…?

スギ薬局 管理栄養士 安藤さん:
「転びにくくしたいとか、運動を頑張っているので筋肉をその分増やしたい方は(プロテイン商品を)見ています。ご年配の方だったら食が細くなってきて、食事の量自体が減ってしまうと、その分タンパク質の量が不足している方が多いです。そういった時に食事の補助としてお勧めすることはあります」

 筋トレをしていなくても、タンパク質を補うことで筋力の低下を防ぎ、高齢者の場合、転倒しづらくなるといいます。

 また、病院でも食べ物をうまく飲み込めない入院患者の食事に、プロテインを使うことが増えているそうです。

コープおおさか病院 管理栄養士 渡邊さん:
「低栄養気味の患者さんが多いので、プロテインで確実にタンパク強化につながるようになりました。栄養素をアップしていくためにはなくてはならないかと思っています」

 体づくりから栄養補助まで…。プロテインを愛用する目的も世代も多様化しています。

 高齢化が進む日本、今後も需要は高まりそうです。


(関西テレビ12月10日放送『報道ランナー』内「知っトク!ニュースなオカネ」より)

最終更新:2019/12/14(土) 6:34
関西テレビ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事