ここから本文です

【医師に聞く】卵巣がんは「ひっそりと」進行する…リスクを減らす意外な方法とは

2019/12/14(土) 8:00配信

Medical DOC

毎年約8,000人が罹患し、約4,500人が死亡している卵巣がん。しかし、腫瘍が小さいうちは無症状のことも多く、気づいた時には大きくなっていることも稀ではありません。気になる初期症状や治療法、意外な予防法をホワイトレディースクリニックの白須宣彦医師に聞きました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
白須宣彦先生(ホワイトレディースクリニック 院長)
1957年生まれ。杏林大学卒業後、山梨医科大学にて研修。インフォームド・コンセント(説明と同意)をモットーに、患者とのコミュニケーションを大切にした医療を提供している。所属学会は日本産科婦人科学会、女性のための抗加齢医学研究会。趣味はテニス、スキー、ゴルフ。

卵巣がんは、自覚症状がほとんどない

編集部:
本日は「卵巣がん」についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

白須先生:
よろしくお願いします。

編集部:
まずはじめに、卵巣がんでは、どのような症状が起きるのでしょうか?

白須先生:
実は、卵巣がんにはほとんど自覚症状がなく、気付いた時には進行している可能性が高いのです。腫瘍が大きくなってくると、お腹が張ってきたりといった症状で「なにか変だな」と気付かれる場合が多いですね。

編集部:
未然に防ぐ方法はないのでしょうか?

白須先生:
自覚症状はほとんどないので検査で発見するしかありません。子宮頸がん検診を受ける際に、内診と超音波検査もあわせて受けることをおすすめします。

卵巣腫瘍の約90%は「がん」ではない

編集部:
検査で卵巣がんが見つかったら、パニックになりそうです。

白須先生:
実は、検査で卵巣に腫瘍が見つかっても、約90%は卵巣がんではないのですよ。

編集部:
えっ? 「腫瘍=がん」ではないのですか?

白須先生:
実は違うんです。卵巣にできる腫瘍の90%程度は良性で、残りの10%程度が悪性といわれていて、もし悪性であれば、卵巣がんというケースが多いですね。

編集部:
では、摘出するのは悪性の場合と考えればいいですね。

白須先生:
悪性であれば手術による摘出、あるいは抗がん剤で治療することになります。良性であれば、とりあえずは経過観察ですね。良性であっても、大きくなってしまうようなら手術を受けることになります。

編集部:
良性の場合の経過観察はどれくらいの期間になりますか?

白須先生:
腫瘍が大きくなってしまうかどうかが問題ですから、経過観察の期間は人によってまったく違います。2~3ヶ月で倍ぐらいになってしまう人もいれば、2~3年たってもあまり変わらない人もいます。

1/2ページ

最終更新:2019/12/17(火) 17:58
Medical DOC

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事