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《ブラジル》3740万人がニュース砂漠に=住んでいる市に情報メディア無く

2019/12/14(土) 7:13配信

ニッケイ新聞

 13日に発表された今年の「ニュース地図」によると、ブラジル国内全5570市の内、その市独自の情報を伝える情報メディアが存在しない“ニュース砂漠”は62・6%に上ることが分かった。
 こうしたニュース砂漠に住む人の総数は3740万人だ。
 北東部9州では73・5%、北部7州でも71・8%の市がこうしたニュース砂漠だという。
 中でも、トカンチンス州は89・2%、リオ・グランデ・ド・ノルテ州は85・6%、ピアウィ州は83%、パライバ州は81・6%がニュース砂漠となっている。
 また、市独自のメディアが1~2しか存在しない、ほぼ砂漠状態の市も19・2%ある。ほぼ砂漠状態の住民は、合計で2750万人に上る。
 この状態は、統一地方選挙まで残り10カ月の時点で、ブラジルの総人口の31%にあたる6480万人が住んでいる市の公権力は、健全な批判にさらされる状態にないことを意味する。
 メディアが市役所周りや警察周りを怠ると、監視の目が届かず、腐敗が起こりやすくなる。
 ブラジル国内24のメディアのジャーナリストたちが集まり、インターネットなどで流れている情報の真偽を調査するプロジェクト「コンプローヴァ」のチーフエディター、セルジオ・ルドゥケ氏は、「昨今はインターネットを使って悪意を持って偽情報を流すグループがあり、人々が偽情報に惑わされやすい状態が続いている」とも警告している。(12日付エスタード紙より)

最終更新:2019/12/14(土) 7:13
ニッケイ新聞

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