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中日は長打力なら不安定な外国人より福田を使え…今季18本塁打中9発“ナゴヤドーム” 数字が語る才能

2019/12/14(土) 11:50配信

中日スポーツ

◇数字で振り返る2019竜戦士(4)

 18分の9。福田永将が残したこの数字が語るのは、チームで唯一無二の才能である。今季は規定打席には届かなかったが、彼の成績には希望が詰まっている。

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 チームトップタイの18本塁打のうち、9本をナゴヤドームで放っている。国内屈指のピッチャーズパークの本拠地で、半数を打てる選手など中日にはいない。そもそもチーム全体でも26本なのだ。

 惜しくも逃した「ナゴヤドームでシーズン10発」は過去8人が達成しているが、うち7人は本塁打王経験者か名球会員だ。18本で9本を放つ福田の長打力がわかろうというものだ。規定打席到達者の中に入れれば、本塁打率17・22はリーグ7位、OPS(長打率+出塁率)の8割7分7厘も8位に相当する。

 「去年(13本塁打)と今年では体の使い方が全然違うんです。簡単に言えば、振らなくても飛ばせるようになったんです」

 飛ぶべくして飛んでいる。そう話す福田の今季ベストアーチは、8月11日のDeNA戦(横浜)。2点差を追いついた6回、なおも2死満塁で決勝弾を右中間に打ち込んだ。

 「あの打席はカット、スライダー系に的を絞って入ったんです。2球前に外の真っすぐを振った(後ろへのファウル)ときの感覚で『あ、いける』。次のシュートを見送れて、仕留められると思いました。アウトならライトフライ。そんなイメージ通りに振り抜けたんです」

 球場を選ばず、どの方向にも運べるアーチスト。来季の課題は春先から乗り遅れないことだろう。「周りにも『投手に慣れるのが遅い』って言われます。だからこのオフは、なるべく休まずに動いている球を打つようにしています。キャンプでも早めに球に目をならしていきます」

 チームに最も欠けている長打力がほしいのなら、不安定な外国人より福田を使え―。数字はハッキリとそう言っている。 (渋谷真)

最終更新:2019/12/14(土) 11:50
中日スポーツ

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