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「時間」と「成果」を考えると、仕事の生産性は劇的に高まる

2019/12/14(土) 8:20配信

LIMO

生産性を高めるための2つの着目点

 では次に、この生産性を「最も高い状態」にするにはどうしたらいいでしょうか?  一緒に考えてみましょう。

▼ 1.「時間」に着目する

 まずは「生産性=成果/時間」という計算式の分母の「時間」に着目します。時間を短くすればするほど、生産性は高まります。そして時間をゼロにすれば、生産性は最も高い「無限大」となります。つまり、「仕事の生産性」を一番高くする方法は「その仕事をしない」こと。より正確に言うと、「その仕事をしないでも、成果を出す」ことです。

ここで一つ質問です。

「あなたが設定した目標は、本当にあなたの仕事なのですか?」

 限られた時間の中で目標を達成するために、仕事のムダをなくし、生産性を上げることは重要です。そのためには、次の3つの点で、あなたの仕事をチェックするとよいでしょう。

・その仕事と別の仕事を、一緒にできないか考える(合併)
・その仕事を、ほかの人に任せられないか考える(委譲)
・その仕事をしなくても、成果が出せないか考える(中止)

 この3つは、いずれも「仕事の時間」をゼロにしています。先ほどお話ししたように、時間がゼロになるということは、仕事の生産性は無限大となるということ。仕事が発生したら、まず「合併・委譲・中止」の3点でその仕事を見直し、別の方法で成果を出せないかを考えることが大切なのです。

▼ 2.「成果」に着目する

 生産性を上げる別の手段として、先ほどの式の分子である「成果」に着目します。

 仕事の生産性が低い場合、実は「成果の設定」に誤りがあるということがよくあります。これは要するに、方向性のずれたトンチンカンなことを目指してしまっているということです。

 そんなときは一度、仕事の目的に立ち返って、「そもそも何のためにこの仕事をやっているのか?」と目的思考で仕事を捉え直すといいでしょう。

生産性を上げた実例

 わかりやすように、事例で説明しましょう。時間(合併・委譲・中止)の視点と成果の設定のズレを見直して生産性を上げた例で、私が20代のころ、システムエンジニアをしていたときの話です。

 当時、私が勤務していた会社で、ある経理システムを、大手企業の関連会社200社に導入する仕事を、別の担当者から引き継いで担当することになりました。

 前任者は、1社あたりの導入に1週間かけていました。自分でやってみると、サーバーにシステムをインストールするのに2日かかっていることがわかりました。

 サーバーはアメリカからの船便で、大きな段ボール箱に入って届きます。それを開けてハードディスクにOSやアプリケーションソフトをインストールしたあと、また段ボール箱にしまって各地に輸送していました。

 何が大変かというと、その段ボール箱の開け閉めなのです。複雑な部品が多いので、わかりやすくきれいに開梱・梱包するのに、とても手間がかかります。

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最終更新:2019/12/14(土) 8:20
LIMO

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