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【長期テスト】トヨタ・カローラ(3) 北米仕様のカローラとの違い

2019/12/14(土) 11:20配信

AUTOCAR JAPAN

積算4002km 編集長が一枚上手 20.0km/L

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
これまでの平均燃費が18.0km/Lを記録したことに喜んでいた。ところが、編集長のスティーブ・クロップリーは週末にトヨタ・カローラで800km以上の距離を走り、燃費は20.0km/Lを少し超えていたという。

【写真】トヨタ・カローラ・スポーツ (55枚)

筆者としてはハイブリッドを最大限効率的に使って走っていると思っていたのだけれど。AUTOCARの長距離運転の名手にアドバイスをもらってみよう。

積算5838km レンタカーは4ドアのカローラ

ある時レンタカーを予約しようとすると、いつもの車名表記が目に付いた。「トヨタ・カローラか同等車種」 この表記は車種を限定しない目的でしばしば用いられる。実際、そのクルマに当たることは珍しい。

ところが、アメリカ・ヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港で充てがわれたレンタカーが、本当にトヨタ・カローラだったことには驚いた。地域的には、トヨタのピックアップトラック、ダンドラの方を選ぶべきだったかもしれないが。

ちなみにアメリカで生産されるダンドラには、「テキサスの工場でテキサス人によって生産されている」 と書かれたステッカーが貼られ、トヨタのディーラーに並んでいる。

というわけでレンタカーとして借りたトヨタ・カローラは通常のガソリンエンジン・モデル。長期テストで走らせているハイブリッドと良い比較になった。

現地の道路や目的に合わせられた北米仕様

パワートレインは別として、2つのカローラには面白い違いがあった。長期テストのカローラ・スポーツはハッチバックで、装備の充実した英国のエクセルというトリムグレード。工場から新車の状態で届けられている。

一方でテキサスで借りたカローラは、セダン・ボディで、あまり大切には運転しないであろう、様々なドライバーによって1万6000km程を走り込んでいる。オプションもレンタカー仕様の最低限状態で、最もベーシックな内装を備えている程度。

インフォテインメント・システムのマップボタンを押すと、「マップ・アプリケーションがインストールされていません」 と表示されるほど。他メーカーのグローバルカーと同様に、トヨタ・カローラもそれぞれの地域の様々な需要に合わせて仕様が変えられているのだ。

パワーステアリングの重さも、英国で乗っているカローラ・スポーツより明確に軽い。サスペンションも柔らかい。

だとしても、トヨタ最新のTNGAアーキテクチャは、アメリカの地でも充分に機能していた。北米仕様のカローラは、軽快で運転しやすく、アメリカの道路にぴったりだった。

欧州仕様のカローラの方が、明らかに乗り心地もハンドリングも優れていると思う。テキサス州の高速道路はコンクリート舗装で、ひび割れや凹凸が大きく、英国の道路より状態が悪いことも違いに影響しているだろう。

パワートレインの相違は面白いものだった。テキサスのカローラは、1.8Lのガソリンエンジンで、レンタカーとしてはそれなりのもの。英国で乗っている2.0Lのガソリン・ハイブリッドと比較すると、特に加速感の荒々しさと息苦しさには、イライラさせられた。

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最終更新:2019/12/14(土) 11:20
AUTOCAR JAPAN

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