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音尾琢真、TEAM NACSの快進撃は「まだまだこれから!」

2019/12/15(日) 6:12配信

シネマトゥデイ

 所属する TEAM NACS の舞台はもちろん、どんな役柄でも強烈な個性を発揮して日本映画界になくてはならない存在となった音尾琢真。周防正行監督5年ぶりの新作となる映画『カツベン!』では、主人公を追い詰める悪役を躍動感たっぷりに演じている。近年の音尾の活躍は目を見張るほどだが、「30代のときは、ほかのメンバーに対して『悔しい』という思いもありました」と告白。同時に彼らとの出会いは「奇跡」という音尾が、役者としての転機。そして「我々はまだまだこれからですよ!」と TEAM NACS の快進撃について思いを明かした。

【写真】音尾琢真の入れ墨姿!映画『孤狼の血』より

 『カツベン!』は、およそ100年前を舞台に活動弁士になることを夢見る主人公・俊太郎(成田凌)と、日本映画の未来を夢見た人々の群像を描く物語。音尾は、ある大金をめぐって俊太郎の命を狙い続ける“凶悪泥棒”の安田にふんする。

 音尾は「昔から周防監督作品の大ファンでしたので、オファーをいただけたことは幸せでしかないです。ご褒美ですよ」と満面の笑顔。「脚本を読んだ限りでは、安田はまさに“敵”役だなと感じていました。でも撮影が始まると、周防監督が『だんだん音尾さんのかわいさに気づいてきた』とおっしゃってくださって(笑)。どこか愛せる、おっちょこちょいなところがある悪役にしてくださいました」と観客の笑いを誘うようなチャーミングな悪役が誕生。「不器用で不憫なキャラクターなんです。でも自分の信念はしっかりと持っている男で、彼が頑張っている姿は愛すべきところがあるはず」と愛情を傾ける。

 俊太郎を追いかける道のりでは、急発進するトラックを追いかけたり、廊下の穴に落ちたりと、七転八倒する安田。「トラックを追いかけるシーンは、実は結構な登り坂なんです。走りましたね。常に全力、全速力。体を動かす役でした」と苦労を語るが、いつも励みになったのは周防監督の存在。「周防監督の映画に出演させていただいている時点で幸せなので、精一杯できる限りのことをしました。『辛いっす』なんて言いながらも、幸せで仕方ない。周防組では監督はもちろん、スタッフのみなさんも常に映画作りを楽しんでいるんです。『いまのいいねぇ』なんていっていただけると、テンションあがります!」と宝物のような経験になったという。

 悪役を演じる醍醐味は「自分で言うのもなんですが、私は“いい人”だと思っているので(笑)。自分とはかけ離れた役というのは、面白いですね」とニッコリ。そんな彼の役者としての転機は、北海道の同じ高校に通った先輩でもある、白石和彌監督作品『孤狼の血』だ。刺青を入れた暴力団の構成員役で爪痕を残したが、「『孤狼の血』で重要な役どころをやらせていただいて、僕もこの世界でやっていけるのではないかという気持ちになりました。誰もが、役者として男の生き様を刻みつけようとしていた。そんな映画で、人によっては『怖い役だった』と言ってくれたり、『ものすごく面白かった』と楽しんでくれるような悪役をやらせていただいて。本当にうれしかったですね」と喜びをにじませる。

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最終更新:2019/12/15(日) 6:12
シネマトゥデイ

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