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JR常磐線富岡―浪江駅間 運行再開3月14日軸

2019/12/15(日) 8:31配信

福島民報

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で不通となっているJR常磐線富岡-浪江駅間(二〇・八キロ)の運行再開時期について、JR東日本は来年三月十四日を軸に検討していることが十四日、関係者への取材で分かった。震災で大きな被害を受けた福島県、岩手、宮城三県の鉄道のうち不通が続く最後の区間で、事故発生以来約九年ぶりの全線開通となる。

 来年三月十四日はJR東日本のダイヤ改正日で、常磐線の臨時駅「Jヴィレッジ駅」(楢葉・広野町)が常設駅となる。来年三月二十六日には、東京五輪聖火リレーがJヴィレッジを出発する。JR東日本は鉄道機能を回復・拡充させ、浜通りの復興や住民帰還を後押しする。運転再開に向け、試運転を十八日から三日間実施する。

 富岡-浪江駅間の大部分は帰還困難区域に指定されている。不通区間にある夜ノ森(富岡町)、大野(大熊町)、双葉(双葉町)の各駅は、先行して避難指示を解除する特定復興再生拠点区域に設定されている。国は除染を進め、常磐線の全線開通前に避難指示を解除する方向で調整しているとみられる。

 富岡町は避難指示の解除範囲を、夜ノ森駅周辺や駅につながる県道、町道合わせて約千百三十メートル区間にすることを決定している。

 大熊町は大野駅周辺や、大川原地区と駅を結ぶ町道・県道などを避難指示の解除範囲としている。双葉町は双葉駅と駅東側などを解除する案を公表した。

 常磐線は震災発生後、県内全区間で不通となった。JR東日本は不通区間を段階的に解消し、来年三月末までの全線開通を目標に掲げてきた。四月には新駅のJヴィレッジ駅が臨時駅として開業した。

最終更新:2019/12/27(金) 22:33
福島民報

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