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上原浩治がプロ生活21年間を振り返る 「自分の周りの人たちは、絶対大事にした方がいい」

2019/12/15(日) 12:30配信

高校野球ドットコム

 日本人初の日米通算100勝、100セーブ、100ホールドを達成し、今年5月に現役を引退した上原浩治さん。今回、上原さんに一流の条件やマインドコントロールの秘訣について語っていただきました

子どもたちに対してアドバイスを送る上原浩治

上原浩治が考える、一流の条件

――現役21年を振り返られて、何度も聞かれているとは思うんですが、ハイライトと言われると、どこが思い浮かびますか?

上原 その年その年、いろいろありましたからね。1年目で、いきなりいい成績を収めることができましたけど、2年目ですぐケガしましたし。2年目、3年目は苦しんだ年でもあったので。4年目からまたいい感じで、3~4年続けましたけど、またケガで、っていう。自分の中で野球人生っていうのはケガとの付き合いでしたから。ケガさえなければという気持ちももちろんありましたけど、ケガをしないのも一流の証しです。自分は一流になりきれなかったな、という思いはありますね。

―― “いやいや、上原さんは一流でしょう”と思ってる方も多いと思います。一流の条件というのは、上原さんの中では何なんですかね?

上原 まずはケガをせずに1軍で試合に出続けることじゃないですか。例えば打者なら3割打てとかじゃなくて、2割7分でもきちんと143試合、きちんとそこにいるっていうこと。監督にとっては、メンバー表を書く時、すぐにその名前を書けるわけですから、そこは一流の証しでもあると思いますよね。

――ぱっと思い浮かぶ方でいうと、どなたが一流ですか?

上原 やっぱりイチローさんはとんでもない人でした。あんなにね、28年ですか。多少はケガをしていたと思いますけど、ずっと試合に出続けていました。そこは誰も追いつかない領域じゃないですかね。

――平成最後の引退がイチローさんで、令和最初の引退が上原さんでした。何か運命めいてるような気もします。

上原 無理やりこじつけてる(笑)。

――イチローさんとは、最初にメジャーで対戦された時、いきなりツーベース、スリーベースを打たれて。そのあとはずっと抑えています。

上原 「試合前のバッテリーミーティングで、監督から“イチローを抑えるにはどうしたらいいのかみんなの前で言ってくれ”って言われて。僕は、“シングルヒットは仕方ない”と言ったんですね。“長打さえ打たれなければいい”と。“シングルヒットはもう仕方がない、3割5分打つ人なんだから”って。そう言ってた僕が二塁打、三塁打打たれたんで(笑)。ベンチへ帰ってきてちょっと怒られました(笑)。

――アメリカから日本に戻って来られた時、巨人以外のチームからのオファーはあったのでしょうか? また、今後、もし巨人以外の球団から何らかの形でオファーがあったら、その球団へ行く可能性はあるのでしょうか?

上原 他の球団からの誘いもありましたし、今後、巨人以外の球団へ行く可能もゼロではないと思います。自分のことを欲しいと言ってくれるところに行くのが一番幸せなことだと思いますから。

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最終更新:2019/12/15(日) 12:30
高校野球ドットコム

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