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工藤監督の信頼はまだない ソフトバンク高橋礼に出たオフの宿題

2019/12/15(日) 8:04配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク日本一旅行(米ハワイ州)

【ホノルル(米ハワイ州)倉成孝史】「2本柱」譲りません! 福岡ソフトバンクの高橋礼投手(24)が13日(日本時間14日)、来季も先発ローテーションの軸を守ることを誓った。2年目の今季はプロ初勝利を含むチーム2位の12勝をマークし、新人王も獲得。初参加となったハワイ日本一旅行での球団納会ゴルフで、工藤公康監督(56)と同組でラウンドしたサブマリンは力強く“2年目のジンクス”をぶち破ることを約束した。

【別カット写真(13枚)】ハワイ旅行に出発するソフトバンク選手たち

 一生に一度しか手にできない新人王の栄誉をひっさげ、常夏の島にやって来た。初参加となったハワイ日本一旅行。高橋礼の表情は、初日から終始緩みっぱなしだ。2日目の球団納会ゴルフでは、工藤監督と同組でプレー。スコアは「107」と、まだ慣れないゴルフは投球のようにはうまくいかなかったが、指揮官と過ごした時間は、サブマリンにとって何物にも代えがたいものとなった。

 「野球と一緒で(ゴルフでも)的確なアドバイスをしてくださって、うれしかった。コミュニケーションを取れる貴重な機会なのでよかった」

 さすがにラウンド中は野球の深い話こそできなかったが、指揮官の思いは十分胸に響いた。秋季キャンプ終了後に伝えられたオフの課題は「股関節周りを鍛えるように」。今季はプロ初を含む12勝を挙げたが、登板23試合で完投ゼロ、平均投球回は6・2だった。スタミナを強化し、真の意味で「先発の軸」となることが、来季の最重要ミッションだということを理解している。

 今季マークした12勝はエース千賀の13勝に次ぐチーム2位。だがこの日同組でプレーした工藤監督は、さらなる飛躍を期待して来季が実質“2年目”となるサブマリンにまだ「全幅の信頼」を置いていないことをあえて強調した。「最初は(先発の)5、6番手だったからね。伸びしろはまだまだある」。数字上は千賀に続く活躍を見せたが、来季は真の意味でエースに続く存在になってくれることを強く願っている。

 指揮官は続けて「今年は故障とかでうまくいかなかった投手も黙っていないと思うよ」と、本来なら千賀と両輪を担うべき東浜や、安定感抜群の助っ人バンデンハークらの来季巻き返しにも大きく期待している。“2年目のジンクス”打破に挑むサブマリンも、それに呼応するように「(東浜)巨さんにも、バンデンにも譲るつもりはないです」と言い切った。常夏ハワイの日差しを存分に体に浴びて、真価が問われる来季へ向かう。

 ◆高橋礼の2年目 オープン戦で好結果を残し開幕カードの3戦目で今季初先発、プロ初勝利。勝ち星を重ねるとともに信頼を高め、交流戦明けからエース千賀との「2本柱」としてカード初戦の起用が多くなった。開幕ローテの6人は千賀、ミランダ、高橋礼、東浜、大竹、武田だったが、このうち最後までほぼローテを守って投げたのは千賀、高橋礼の2人だけだった。

 ◆和田は新人王翌年も2桁勝利 パ・リーグで2000年以降の新人王のうち投手は17人。主に先発で2桁勝利を挙げた投手は今年の高橋礼まで10人で、翌年も10勝以上は過去9人のうち03年和田、13年則本昂、14年石川の3人だった。ソフトバンク(04年までダイエー)では和田が1、2年目に続けて2桁勝利を挙げたほか、1年目の04年に28セーブで新人王の三瀬は2年続けて50試合以上に登板。1年目の09年に救援起用され新人王の摂津は10年に前年を上回る71試合に登板した。

西日本スポーツ

最終更新:2019/12/15(日) 8:04
西日本スポーツ

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