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日本ハム・中田翔が漏らした苦悩「全然お立ち台に立てへんやん」 ”野球の日”に誕生した愛息公表の機会を待ち続けた日々

2019/12/15(日) 12:04配信

中日スポーツ

 8月のことだった。日本ハムの中田翔内野手(30)がうれしそうに口を開いた。「生まれた。男の子。めっちゃかわいい」。誕生日を聞くと「8月9日」。思わず「野球の日!」と返すと、ニヤリと笑って「それめっちゃ言われる。コンちゃん(近藤)とも誕生日一緒」とデレデレだった。

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 ここで中田は記者の顔が「良いエピソードゲット!」という表情をした瞬間を見逃さなかった。「お立ち台で言いたいから。これはあかんよ」。一般的に子どもの誕生は球団から発表になることが多いが、ヒーローインタビューでファンに直接発表したいのだという。そんなサプライズはなんとも中田らしい。しかもその子が大きくなって知ったら、さぞ喜ぶだろう。場の盛り上がりも目に浮かぶ。そう思ってうなずいた。

 しかし、いつまでたってもその日は訪れない。7月末に痛めた右手の状態が思わしくなく、成績は急降下。2軍落ちも経験。チームも黒星が続きイラ立ちは募るばかり。「全然お立ち台に立てへんやん」と自虐気味に話していたこともあった。「打つときに変なクセがついちゃっている。痛くないようにって体が勝手にね」。コンディションさえ万全なら、中田にとって試合のヒーローになることは難しいことではなかったはずだ。それができないもどかしさを痛いほど感じた。

 そのままシーズンは幕を閉じ、11月20日に訪れた北海道上砂川町のトークショーでようやく自分の口から報告した。いつもなら本塁打数の話題になると「札幌ドームは広いから無理」と本気とも冗談ともわからないテンションで退ける中田が来季40本を目指すと言っていた。楽しみでしかない。(土屋善文)

最終更新:2019/12/15(日) 12:04
中日スポーツ

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