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自宅からほとんど出ない「ひきこもり主婦」原因となる女性特有の生きづらさ

2019/12/15(日) 19:40配信

LIMO

昨今では、ひきこもり問題があちこちで議論されています。学校に行きたくない、働きたくないなど、「ひきこもり」になる原因は人によってさまざま。なかには、自宅からほとんど出ない「ひきこもり主婦」も存在しています。このような大人のひきこもりには、どのような原因が潜んでいるのでしょうか。

ひきこもりの現状

2019年3月に内閣府が発表した「生活状況に関する調査(平成30年度)」の推計によると、40~64歳のうち「広義のひきこもり」に該当するのは61万3000人と示されています。総務省の「人口推計2018年」では、40~64歳の人口は4235万人となっているため、この年代の約1.44%がひきこもり状態であると考えられます。

そして、その約半数がひきこもり状態になって7年以上経過しているという調査結果も。一度ひきこもりに陥ってしまうと、なかなか抜け出せないケースが多いようです。

(「広義のひきこもり群」とは、「自室からほとんど出ない」「自室からは出るが、家からは出ない」「近所のコンビニなどには出かける」「趣味の用事のときだけ外出する」に当てはまる人で、その状態が6カ月以上続いている者のことを指す。しかし病気である場合や、妊娠、育児、介護、専業主婦・主夫などで6カ月以内に家族以外の人と会話した人を除外。また在宅ワーカーや自営業なども除く)

女性特有の生きづらさが原因のケース

先ほどの調査の結果、広義のひきこもり群に該当した男性は76.6%、女性は23.4%と示されています。少数派であるとはいえ、女性のひきこもりも存在している現状がうかがえました。その原因には、女性特有の生きづらさが深く関わっているようです。

・「社会人になり、仕事のミスが後を絶たない自分に嫌気がさしました。病院での検査の結果、ADHDであることが判明。しかし、上司からの『女性だったらこの仕事ができて当たり前だろ?』という圧力がプレッシャーになり、退職することになりました」

・「私は昔から、場の空気を読むことが苦手でした。大人になるにつれて、女性同士でよくある『褒め合い』や『同調』ができずに悩む場面も。だんだんと人付き合いが嫌になり、ひきこもりになってしまいました」

「女性ならこうであるべき」といった女性に対するイメージによって、「自分は社会と合わない」「人との関わりが嫌だ」と感じてしまうケースもあるようです。仕事や人間関係で行き詰ってしまうと、外の世界を避けてしまうのも無理はないのかもしれません。

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最終更新:1/9(木) 20:15
LIMO

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