ここから本文です

【電動ラグジュアリーSUV対決】メルセデスEQC vs テスラ・モデルX vs ジャガーIペイス vs アウディeトロン 後編

2019/12/15(日) 9:50配信

AUTOCAR JAPAN

水曜日、午前10時3分、M5号線北行き、グロスター・サービスエリア

助手席に座る英国版AUTOCARの協力ライター、マット・ジョイは今朝のテストのことを「コールドスタート」テストと呼んでいるが、確かにそうかも知れない。

【写真】電動ラグジュアリーSUV対決 (14枚)

昨夜泊まったホテルは決して値段も高過ぎずラザニアもまあまあだったが、EV向け充電器は設置されていなかったのであり、全員が各車に乗り込み、午前9時15分ちょうどにミルトンキーンズに向け出発したとき、もっとも短い航続可能距離を示した車両の表示は40km以下に留まっていた。

ふたたびメルセデスのステアリングを握ることにしたがどうやら正解だったようだ。

午前9時40分にはこのクルマの非常に分かり易く、頼りになるナビゲーションシステムのお陰でグロスターのサービスエリアへと到着しており、オンライン上で充電可能なエコトリシティ社が運営する50kWの交流急速充電スタンドまで見つけていた。

12.69ポンド(1667円)と1時間15分で42kWhまで充電が完了すると、160km弱の航続距離を手に入れることができた。これで余裕を持って最終目的地へと向かうことが出来そうだ。

他のドライバーたちは苦労していたようだ。

アウディのナビが最初に示した急速充電器はまだ設置されておらず、その次には使用不可能な充電器を表示している。わたしに遅れること45分、eトロンでジョイがグロスターのサービスエリアに到着したときには、EQCと同じ充電器からの充電が必要な状況だった。

これが未来? 雨除けは必須

だが、少なくともわたしもあと30分は充電を続ける必要があり、さらには英国版AUTOCARで写真を担当するベン・サマーレル-ユーデがステアリングを握る、明るいオレンジに塗られたIペイスが次に順番を待っていた。

充電器の位置表示を行うzap-map.comによれば、2016年時点では約4500カ所だった急速充電ステーションの数は、いまやその2倍にも達しているという。

おそらく近隣では唯一の急速充電スタンドに並んでいると、まるで1600km四方にひとつしかないガソリンスタンドにいるように感じるが、充電には普通のガソリン車の20倍もの時間が必要となる。

これが未来だろうか? 残念ながらいまはそうは思えない。

ベンが問題無く充電が行えていることを確認出来たので出発することにした(その前に充電しようとしたマイケルウッドのサービスエリアでは、Iペイスが「初期化」を拒否している)。

この気持ちが単なる思い上がりや他人の不幸を喜ぶようなものなのか、単にヒーター付きシートのせいなのかは分からないが、間違いなく雨に濡れずに済んだことには感謝していた(エコトリシティ社関係者殿:充電スタンドに雨除けを設置するのは素晴らしいアイデアです)。

1/4ページ

最終更新:2019/12/15(日) 9:50
AUTOCAR JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事