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池田純氏が橋下徹氏に明かしたベイスターズ再建のノウハウ。推進力は「痛風」になるほどのこだわりと苦労

2019/12/16(月) 7:06配信

VICTORY

横浜DeNAベイスターズ初代球団社長で実業家の池田純氏が、元大阪市長・橋下徹氏の討論バラエティー番組「NewsBAR橋下」(AbemaTV)に出演し、日本のスポーツ界が抱える課題について熱い談議を交わした。テーマは「スポーツとカネ」「スポーツと協会」「スポーツと教育」の3つ。まず「スポーツとカネ」にまつわる話として、ベイスターズの球団再建の裏側を公開した池田氏だが、そこには「尿酸値」が上がるほどのこだわりと苦労があったという。

プロ野球を「見せてやる」から「野球をつまみ」に

同番組では、冒頭でゲストが薦める酒とつまみが紹介される。池田氏がリクエストしたのは自身が開発に携わったクラフトビールと、東京・目黒区のすし店「寿司いずみ」の珍味盛り合わせ、通称「痛風プリン体アラモード」。実は、この“推しグルメ”にベイスターズを球界屈指の人気球団に変えたノウハウが隠されている。

「このすし店は、すしをつまみにいろいろと楽しませてくれる店なんです。野球も同じで、私がベイスターズに関わる前はコンクリートの壁の中で『プロ野球を見せてやる』というスタンスでした。それを『野球をつまみに飲みに来てください』という、いわば『でっかい居酒屋』のようなイメージに変えようと考えたんです。野球をつまみに、会話や雰囲気を楽しむ場所に球場を変革していくことを目指しました」

プロ野球史上最年少の35歳で球団社長に就いた池田氏は、在任中の5年間で球団単体の売り上げを52億円から110億円超に倍増し、年間約25億円あった赤字を解消して黒字経営を実現した。それを牽引したのが、橋下氏も「分かりやすい!」と絶賛した、この「でっかい居酒屋」というコンセプト。池田氏は飲食の改革を実行し、まず球団初のオリジナル醸造ビールである「ベイスターズエール」「ベイスターズラガー」の開発に取り組んだ。

「全国からビールを取り寄せて飲みまくりました。米ポートランドやドイツに行って本場のビールの研究もしました。そうしたら、尿酸値がグッと上がって(笑)」

エンターテインメントビジネスの重要ポイントとして、常々「本物」を追求し提供することを掲げる池田氏は、まさに痛風になるほどのこだわりを持って横浜スタジアムという「でっかい居酒屋」を具現化した。「『何で選手は左(三塁)に走らないの?』と疑問を口にするほど全く野球に興味がない若い女性まで来てくれるようになりました。私がやりたかったのは、そうした野球ビジネスをスポーツエンターテインメントビジネスに変えることだったんです」と振り返る。

他にも、ミシュランの星付き日本料理店が監修した唐揚げ「ベイカラ」など名物となる飲食を開発。イニング間にファンがグラウンドでフライをキャッチするイベント(「ドッカーン! FLYCATCH」)などを行うことで”トイレタイム”までエンターテインメント化し、その枠にスポンサーをつけるという今では他球団にも当然のように広まっているアイデアを次々と”発明”し、打ち出した。

「私は元々、映画や漫画をつくったりするエンターテインメントビジネス(2010年に初代社長として事業を立ち上げたNTTドコモとDeNAの合弁会社「エブリスタ」など)をやっていた経験もあり、スポーツの世界ももっとエンターテインメント業界と戦っていけるようにしたいと考えていました。例えばディズニーランド。毎回行くたびに3Dプロジェクションマッピングが進化していたり、すごいじゃないですか」

野球界やスポーツ界の中ではなく、「ディズニーランド」などのエンターテインメントを”仮想ライバル”とし、その質をどこまでも追求したことが、人気を得る強い原動力となった。

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最終更新:2019/12/16(月) 10:17
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