ここから本文です

【大学バスケ】京都産業大学 大庭岳輝 目標に向かって進化を遂げたフィジカル

2019/12/19(木) 16:31配信

バスケットボールスピリッツ

1年次の東海大学戦をきっかけにマインドセット

43-83、最初のインカレは東海大学を相手に何もできずに終わった。1年生ながら先発を任された京都産業大学の大庭岳輝(洛南高校)は12点を挙げたが、「もうフィジカルでボコボコにされました」と課題を突きつけられる。あれから3年を経て、見違えるほど体つきが変わっていた。

「東海大戦に敗れた翌年からチームとしてトレーニングに力を入れはじめ、昨年のインカレも手応えを感じていました。でも今年は、関東1位のチームである大東文化大学と対戦してみて、もう負けているとは正直思わなかったです。3年かけて関東勢とも対等に戦えるところまでは来ました。しかし、やっぱり最後のフィニッシュ力の差があり、関西の方がレベルは劣っているのかなと思いました」

優勝候補の大東文化大学とのベスト8を懸けた戦いは、残り3分に大庭の3Pシュートで4点差まで詰める。しかし、サンブ・アンドレ(沼津中央高校)の退場も響き、74-79とあと一歩及ばなかった。「ファウルトラブルとフリースロー(6/15本)の部分を自分たちがコントロールできていれば、十分勝てた試合だったと思います。勝利を逃してしまった悔しさはもちろんあります」と手応えを感じていただけに、その悔しさも大きい。だが、「最大17点差がつけられたにも関わらず、最後は5点差までカムバックできたことは、本当にチームとして戦えたことが大きかったです。ベンチも一丸となって最後まで諦めずに戦い、京産のバスケットをすることができた試合でした」と最後のインカレは自身はじめて1回戦を突破し、少なからず満足のいく戦いもできた。

『この1試合くらいはいいやろ』戻ってきた関西リーグ得点王

4年生になった大庭はキャプテンになり、まわりに得点を獲れる頼もしい仲間が増えたことで、コントロールする役割へと変わっていた。116-57と快勝した1回戦の酪農学園大学戦で大庭は10点を挙げたが、二桁得点者は7人を数える。迎えた2回戦の大東文化大学戦は、積極的にファーストシュートを沈め、スイッチを切り替えてきた。

「最後になるかもしれない試合だったので、もう4年生だったりキャプテンという立場ではなく、2年前のような点を獲りに行き、チームのためにもプラスになるプレーだけを考えて臨みました。1年間、チームのことだけを考えてがんばってきましたが、『この1試合くらいはいいやろ』と自分のプレーを出そうと思いました」

2年前、関西リーグで得点王になった大庭が戻ってきた。「対等に戦える自信もあったし、臆することもなかったです。いつも通りの自分のプレーをすることはできました」とフィジカル強化の成果を見せる。関東勢に敗れた他地区のチームは、決まって身体の当たりの差を敗因に挙げた。「関西リーグでは、大東文化大学戦と同じような強度の戦いは数試合できれば良い方なので、フィジカルの慣れがあまり体験できません。だからこそ、チーム内の練習からインカレで戦う強度でやろうということは、2年前から取り組んできたことです」と高い意識を持って準備してきた。しかし、フィジカルの差を埋めるのは一朝一夕にはいかない。「関西の他のチームよりも早くから着手してきたことが、関東1位を相手にもしっかりと戦うことができたのだと思います」と花開き、ラストゲームは20点を挙げた。

1/2ページ

最終更新:2019/12/19(木) 16:31
バスケットボールスピリッツ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事