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報道ステーション気象予報士が語るお天気のススメ「過去の経験から来る自分の直感を大切にしてほしい」

2019/12/19(木) 7:03配信

KSB瀬戸内海放送

 「天気予報は晴れと言っていたけど、なんだかきょうは雨が降りそうだな。」そう思っていたら雨が降ってきた、という経験を持つ人は多いのではないか。テレビ朝日報道ステーションの気象予報を担当しているウェザーニューズの喜田勝氏は、そんな1人1人の直感が、災害時にも的確な判断をできるきっかけになると話す。防災減災をテーマに気象予報に取り組んできた喜田氏に、知っておくと役立つ情報の考え方について尋ねた。

減災を意識 分かってもらえる天気予報を

―まず、これまでの仕事の中で大事にされてきたことを教えてください。
 気象に関わる仕事を始めたのが、1996年です。報道ステーションを担当するまでは、主にテレビ局のサービス、インターネットやモバイルなどの一般向けの予報を担当していたことが多かったです。その中で一番大切にしてきたことが、減災です。災害は、被害を失くすことはできなくても、小さくすることはできるだろう。もっと言うと、毎年気象で亡くなる方がいますが、亡くなる方をゼロにすることはできるだろうと。ですから、減災という視点はすごく意識してやってきました。あとは、いかに情報をわかりやすく伝えていくか。天気予報って専門用語がとても多いんですよ。一般の方には分かりにくいものを、どうかみ砕いて話をするか、伝わるか、分かってもらうかというところを、一番考えてやってきたかなと思います。

―気象の知識として、一般の人に知っておいてほしいことは
 注意報・警報というのは、ある一定の広いエリアで出されていて、必ずしもそのエリア全体で、危険な状況になるとは限らず、ごく一部かもしれません。また何事も起きなかったという結果も多々あります。注意報・警報で大切にされているのは、「見逃しをしない」ということなんです。災害が起きそうだというときにはきっちり警報が出ている、というのが大前提。そのためどうしても「空振り」があるんです。自分が住んでいるエリアで、いままで警報が何十回何百回と出ていても、一度も災害を経験したことがない、という方は多いと思います。でも、100回大丈夫だったから、次の101回目も大丈夫だとは限りません。101回目、自分が今まで経験したことがないような災害に合うかもしれないということを、普段から考えておくことが必要だと思います。

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最終更新:2019/12/19(木) 7:03
KSB瀬戸内海放送

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