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「上司から『死ね』」自殺した三菱電機社員のメモ公表 上下関係の中の古くて後ろ向きな関わり方の問題

2019/12/20(金) 11:21配信

AbemaTIMES

 三菱電機にことし入社した20代の男性社員が8月下旬、兵庫県内の社員寮近くの公園で自殺しているのが見つかった。現場には、教育係だった30代の男性上司から「死ね」と言われたことや、社内の人間関係について書かれたメモが残されていたという。警察はこの男性上司を複数回にわたり事情聴取。そして11月、自殺教唆の疑いで書類送検した。

【映像】「自殺しろ」上司がパワハラで書類送検

 三菱電機で2014年以降、新入社員が自殺したり精神障害を発症したりするケースが判明するのは3人目になる。三菱電機グループに務める男性からは「グループでは以前もそういうことがあって、噂とかは聞きます。年1回、安全衛生講習を必ず受けてはいるので、ちゃんと過重労働とか避けるように会社としては取り組んでいるはずなんですけど、続いてしまっているということで残念ではあります」という声が聞かれる。

 18日正午ごろ、8月に自殺した新入社員が受けたとされるパワハラについて、遺族の代理人弁護士が会見を行った。男性の遺族のコメントとして、次のように話している。

 「三菱電機に入社して数カ月、それも配属2カ月にも満たない新人に『殺すからな』『自殺しろ』などという言葉を投げかけるとは、どのような教育指導をされていたのでしょう。わからないことを新人にわかりやすく指導するのも教育係の役割ではないでしょうか。専門的なことはわかりません。ですが、息子の仕事に関するノートやたくさんのメモを見ると、いろんな思いが浮かび胸が張り裂けそうです。

 亡くなる前、今年のお盆休みに息子は実家に帰省しました。『初めて賞与が入ったから家族にごちそうしたい』と言って、焼き肉に連れて行ってくれたのです。みんなでご飯を食べた後、息子は私たちに言いました。『大学に行かせてくれてありがとう』と。息子もこういったことが二度と起きないことを望んでいると思います。三菱電機には息子の死ときちんと向き合っていただき、どうか私たちのような悲しい出来事が二度と起こらないようにしてほしいと切に望みます」

 弁護人によると、今後は捜査の方針を見守るとともに、会社の民事上の責任追及や労災の申請などを行う予定だということだ。

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最終更新:2019/12/20(金) 11:34
AbemaTIMES

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