ここから本文です

漫画『東京都北区赤羽』だけじゃわからない北区の魅力 壇蜜さんに伝えたい、「真骨頂」は上中里と西ヶ原だ

2019/12/22(日) 19:30配信

アーバン ライフ メトロ

清野サンが壇蜜と結婚できた理由をプチ考察

 漫画家の清野とおるさんとタレントの壇蜜さんの結婚には日本中が驚きました。

 漫画『東京都北区赤羽』でこれまで地味だった北区の知名度を一気にあげてくれた清野さん。なるほどディープな街歩きをしていると美人と結婚できるのだと、勇気づけられた男性も多いのではないでしょうか。

【悲報】「住みたい街ランキング」で、北区は「穴場」とすでに気づかれている模様

 でも、ここで注意を。清野さんの作品が魅力的なのは実体験に基づいた描写にあります。決して歴史とか逸話とか蘊蓄(うんちく)とかを語っているわけではありません。これはけっこう重要なことです。

 最近、ディープな街歩きに興味を持っている女性というもの多いものです。そうした催しなどに出掛けると必ず現れるのは「俺は詳しい」系の人。だいたい蘊蓄を得意げに語り始めて「Twitterやってますか~」とフォロバを強要してきて30秒くらいで嫌われます。

 本当に詳しい人は、得意げに蘊蓄を語ったりはしないものです。あくまで魅力的なのは地に足のついた体験。それをかみ砕いて読者に届ける作品を描いている清野さんが壇蜜さんに惚れられたのは必然といえるでしょう。

赤羽以外もあってこその北区。まずは上中里へGO!

 さて、これを機会に「ちょっと北区に出掛けてみようか」と思っている人もいるかと思います。でも、北区の魅力的な土地は別に赤羽だけではありません。

 以前筆者が十条について書いたときにも触れましたが、観光客が増えすぎた赤羽はちょっと魅力に欠けているとも言えます。どうしても赤羽に出掛けたいなら、土日ではなく平日がオススメです。観光客も少なくて日常の赤羽を体験することができますから。

 そして赤羽だけでなく、ほかの地域も歩いてみないと北区の真の魅力はわかりません。十条のような繁華街を歩くのも楽しいですが、まず歩いて欲しいのは上中里の界隈(かいわい)です。

「界隈」とはいいますが、京浜東北線の上中里駅の魅力は「何もないこと」です。コンビニはありますし住宅もならんでいますが、本当にのどかなところです。とりわけ、東北本線と新幹線、京浜東北線などに挟まれたエリアは都会の中の真なるローカルエリア。喧噪が当たり前の大都会に、こんなエリアがあるのかと驚くのは確実です。

 特に地図を見ていると気になるのは、この地域の末端。地図上では新幹線と京浜東北線と湘南新宿ラインと東北本線と高崎線と宇都宮線とが三角形にエッジの効いた形で交わっているのがわかります。

 なんだか、さまざまな要素の詰まったパワースポットのようにも見える気になるスポットです。筆者も実際に行ってみたことがあるのですが、特に何もありません。ただ、日中でも人の少ない道路の上を高架が交錯して列車の走行音だけがしている様子は、なかなかわびさびがあっていいものです。

 さて、このあたりを歩いていると次にいくところはどこか。通例なら飛鳥山公園(北区王子)に行って、王子駅前のモノレールに乗るところですが。

 それで北区の魅力は感じられません。ぜひ一度訪れたいのは田端です。

1/2ページ

最終更新:2019/12/24(火) 7:32
アーバン ライフ メトロ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ