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情けなさを原動力に- 初の二桁勝利を挙げた中日・柳、乗り越えた2つの壁

2019/12/23(月) 16:50配信

CBCテレビ

エースの意地

 勝利の女神から見放され続けた柳にもようやく光が射す時がやってきた。9月7日、ナゴヤドームでの対ベイスターズ戦。味方の援護にも助けられ、二ヵ月ぶりの勝利でようやく夢に描いた二桁勝利を手中に収めた。ヒーローインタビューのお立ち台で思いのすべてを口にした。

“今日は泣くかなと思ったけど泣きません!”

意地の一心が涙腺らの涙を封じたのだろう。たった一回の二桁勝利ぐらいで泣いてたまるか!これが本心だったに違いない。契約更改時、彼の残したコメントがそれを裏付ける。

“今年二桁勝って、来年勝てなかったり、ケガをして、投げなかったりしたら意味がない。今年の喜びに浸ることなく、来年に向かってやりたいという気持ちが一番強い”

来季も二桁勝利を挙げる、いや今年以上の活躍を見せるためには克服しなければならないものがある。今季の柳、ビジターでは無類の強さを発揮したが、ホームでは何故か苦戦を強いられた。ホームでなかなか勝てなかった要因として、『ゆとり余る時間』を挙げた。ビジターでは考える暇もなく登板してしまうが、ホームではどうしても考え過ぎてしまうようだ。常に結果を残すためには、心技体を上手くコントロールすることが求められそうだ。

一年間の心技体

心技体といえば、今年サンドラのオフシーズン企画。柳の2019年1年間はまさに分かりやすいグラフとなった。

1月の心技体はすべて100%。この充実ぶりは、オフの練習が思うようにやれ、身体もすごく元気だった証。好調だった7月を迎えるまで心と技は100%を保った。身の右下がりについては、一年間やっていく中でパワーが目減りしていくという感が強かったという。9月、二桁勝利を挙げたのにも関わらず、心が50まで上がらなかったことについて尋ねると、

“いざ勝ってはみたものの、そんなに心が上がらなかったのが本音”

前述した“エースの意地”がここでも裏付ける結果となった。最後の最後に技が100に上がったことについては、秋季キャンプでしっかり練習ができ、投げ方もこれまで以上に良くなった結果がこの数値となったようだ。

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最終更新:2019/12/23(月) 16:53
CBCテレビ

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