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出世のいちばんの近道は「議事録」。新人に求められる会議の立ち振るまいとは?

2019/12/24(火) 13:00配信

新R25

NTTデータ、リクルート、ライブドア、コンデナスト・デジタル、NHN JAPAN、LINEそしてZOZO。

最強のサラリーマン・田端信太郎さんの経歴です。

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そんな田端さんが上梓したのが『これからの会社員の教科書』。

田端さんが経験から導き出した「仕事の基本」をまとめた同書より、「仕事の基礎」「ビジネスの常識」「情報収集」「会議の立ち振るまい」をご紹介します。

新人が会議で期待されていること

会議は基本的に無駄です。必要最小限にしたほうがいい。

会議をしただけで「仕事したつもり」になっている人たちはいまだに多くいます。

会議はあくまで「手段」です。連絡をし、情報を伝えるだけなら、いまどきはLINEやスラックといったツールで十分です。

よって「なぜ会議をやるのか?」。そこに立ち返ることが大切なのです。

…というのは、よく言われることですが、会議が多い会社に入ってしまったらどうすればいいでしょうか? しかも目的がはっきりしない会議があるとしたらどうふるまうべきでしょうか?

まずは、その会議がどういう目的で行なわれるものなのかを考えて、理解することでしょう。

「会議」とひとことで言っても、いろんな会議があります。ブレストもあれば、意思決定のための会議もある。あるいは、伝達、説明会みたいなものもあります。

下っ端の社員としては「会議にはいろいろな種類がある」ということ、そして「出席する会議がどういう目的の会議なのか」を把握することが重要です。

会議の目的が「ブレインストーミング」だとしたら、どんどん発言すべきです。上司も部下も関係ありません。

アイデアを出す場面ではみんな平等です。むしろ若者が積極的に発言することが求められます。

たとえば「うちの新卒採用を増やしたい。いまの学生にどうやったらうちの会社に興味を持ってもらえるか、新入社員に聞いてみよう」といって開かれる会議があったとします。

こういうとき、新入社員は「こうあるべきだ」と意見を言うべきです。遠慮してはいけません。新卒で入ってきた新入社員は、会社の中でいちばん大学生のマインドに近いわけです。

いちばん発言する資格がある。そういう場ではどんどん意見を言うこと。意見を言わないのであれば出ないほうがマシです。

新人は上司や先輩から「あいつを呼ぶと、なにかおもしろいこと言いそうだ」と思われることが大切です。お座敷での「芸者」、テレビのお笑い芸人のようなものです。

よって、よくわからないときでも「よくわからない」と言ってすませるのではなく、自分なりに貢献しようとどんどんアイデアを出したほうがいい。

そのためには日ごろから24時間365日油断してはいけません。

「あいつ、おもしろいアイデア言うかもしれないぞ」と思われることは、ものすごく価値の高いことなのです。

そのチャンスが訪れるときのために、必死にネタを仕込んでおくべきです。アイデアを出すような会議に5年たっても10年たっても声がかからないようではダメです。

部署の定例会議にだけ出ているような人間は付加価値のない社員です。

会議に出たら「どうすればその場にいちばん貢献できそうか」を自分なりに考えること。

あらゆる場面で考えておくことが大切です。そういう心構えでいると、どんどんチャンスは広がっていきます。

さて、一方で「意思決定」が目的の会議では、新人はどう振る舞うべきでしょうか?

注意すべき点がひとつあります。

それは「決定されるまでは自由に議論してもいいけれど、ひとたび結論が最終決定されたらは、その結論にはきちんと従う」ということです。

最低なのは、決定したあとにごちゃごちゃ言い始めるような人です。「本当はあのとき反対だったんだよ」は反則。それが真っ当な大人の態度というものです。

もちろん意見が違うから出て行く、という選択はあってもいいでしょう。

ただ、決定後も「意見が違うから」とごちゃごちゃ言っていたら組織としてまとまりがなくなってしまいます。

個人プレー、スタンドプレーはあってもいいけれど、だからこそ組織にいる以上は、そういう最低限のルールを守らないなといけないのです。

たとえばぼくは、ZOZOの前澤前社長の経営方針について、すべて賛成ではなかったですが、SNSで社長を公然と否定するようなことは絶対にしません。

なぜかというと、そもそも社長が好きだということもあるし、そんなことをやったら自分の株も下がります。もちろん、会社を辞めたとしてもやりません。

もし否定的なことを言うのなら、まず本人に面と向かって言ったほうがいい。面と向かって言って無視されるのなら、経営会議のような場面で言うべきでしょう。そこで決定されたら、決定には従うべきです。

その決定に従えないのなら、辞めればいい。組織としての意思決定は、そこにいる以上、絶対です。それに従えないのなら、辞めたほうがいいのです。

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最終更新:2019/12/24(火) 13:00
新R25

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