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アリババ、コンソーシアム・ブロックチェーンを安全かつ高速にする特許を取得

2019/12/24(火) 8:00配信

CoinDesk Japan

中国のインターネット大手アリババグループ(Alibaba Group ) は、同社のブロックチェーン・ネットワークをより安全かつ高速にするための米国特許を2件取得した。

中小企業向け融資のコンソーシアムも発表

1つは、ブロックデータの検証時間を短縮することを目的とした特許、もう1つは、参加者がブロックチェーン・ネットワーク内のトランザクションの有効期間を設定できるようにするものだ。

両特許は、米特許商標庁(U.S. Patent and Trademark Office : USPTO)からの承認を得た。

承認は、アリババのフィンテック部門アント・フィナンシャル(Ant Financial)が、ブロックチェーンベースのプラットフォームでの中小企業向け融資を目的としたコンソーシアム「アント・オープン・ブロックチェーン・アライアンス(Ant Open Blockchain Alliance)」のローンチ発表と同じタイミングだった。

特許申請書によると、新技術はノードにデータが追加されると、ブロック内の全データではなく、新たに追加されたデータだけを使って、ノードの検証価値を決定する。

「本アプリケーションは、検証価値はブロック内の全データを使って計算されるため多くの時間がかかるという現行技術の問題を軽減する」と特許申請書は記した。

ブロックチェーンに注力するアリババ

アリババの特許申請書によると、もう1つの特許はトランザクションの有効期間を設定するために使用される。つまり、ブロックチェーンネットワークの参加者は、物理クロックもしくは論理クロックを介して、トランザクションを一定期間のみ処理することができる。

例えば、サードパーティーの決済プラットフォームサーバー、国内銀行サーバー、海外銀行サーバー、およびメンバーデバイスとして機能する複数のユーザーノードデバイスから構成されるコンソーシアムブロックチェーンが考えられる。

同申請書によると、ブロックチェーン運営者は有効期間を設定し、クロスボーダー決済や資産移転などのオンラインサービスを展開することができる。

中国のブロックチェーン分析会社ブロック・データ(Block Data)が11月に発表した中国のブロックチェーン特許に関するレポートによると、アリババは、チャイナ・テレコム(China Telecom)と中国最大の保険会社ピン・アン・インシュアランス(Ping An Insurance)の子会社ワンコネクト(OneConnect)とともに、ブロックチェーン特許を多数取得している3大企業の1つだ。

アリババは2018年、90件の出願で最も多くのブロックチェーン特許を出願した企業となった。IBMとバンク・オブ・アメリカ(Bank of America)が同社に続いた。

翻訳:新井朝子 | 編集:増田隆幸 | 写真:Image via Shutterstock | 原文:Alibaba Patents Would Secure, Accelerate Its Consortium Blockchain

CoinDesk Japan 編集部

最終更新:2019/12/24(火) 8:00
CoinDesk Japan

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