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面白いことが書けない…を解決! 前田裕二&樺沢紫苑が教える「アウトプット上手になる5カ条」

2019/12/27(金) 12:30配信

新R25

昨今、R25世代が言われがちなアドバイスのひとつが、「アウトプットが大事」「アウトプットしろ!」ということ。

SNSで発信したり、ブログを書いたり、学んだことをメモにまとめたり、日記をつけたり、メールで「日報」を送ったり…いろいろな方法がありますが、一般のビジネスパーソンにとっては、少しハードルが高い気もします。

続かないし、そもそも何を書けばいいかわからないし…。

ということで今回は、“2019年いちばん売れたビジネス書”『メモの魔力』の著者であり、SHOWROOM代表取締役社長の前田裕二さん、ベストセラー『アウトプット大全』の著者、樺沢紫苑先生という豪華なお二人に、「アウトプットのコツ」についてきいてみました!

〈聞き手=天野俊吉(新R25副編集長)〉

天野:
おふたりの著書『メモの魔力』も『アウトプット大全』、どちらも大ヒット中ですね。

とくに前田さんはこの前テレビ番組(『アナザースカイ』)にも出演されて、すっかり時の人という感じで。“前田流メモ術”も、かなり有名になったんじゃないでしょうか?

前田さん:
本当にこの規模のヒットは完全に自分の力を超えていると感じていて、めちゃくちゃありがたいことです。

でも、もうこの1年は“メモの奴隷”って感じでしたね(笑)。会食中でも、メモをちょっとでも取らないとガッカリされてしまうっていう…

「あっ、メモしてくれないんですね」「今のいい言葉じゃなかったですか?」みたいに言わ
れちゃう(笑)。

アウトプットって続けるの難しくない?

天野:
まず、「アウトプットを継続するコツ」からききたいんですが…前田さんは一見かなりめんどくさそうなメモ術を継続してますが、その秘訣は何ですか?

前田さん:
そうですね。秘訣は3つ挙げられるんですが…

1つめは、「ルールを具体的な言葉にする」といいと思います。

たとえば…『メモの魔力』って、「いろんな物事のなかから“学び”を抽象化して転用すべき」っていう内容なので、最初はそういうタイトル案もあったんですよ。

天野:
どんなタイトルですか?

前田さん:
『抽象化の魔力』とか…

そう言われても「よっしゃ! 抽象化するぞ!」って絶対ならないじゃないですか。

天野:
ならないです。

前田さん:
僕、昔ファミレスでアルバイトしてたんです。

店長さんが、アルバイトに「グラスを机に置くときは、静かに置きましょう」って指導するんですけど、そのときに「静かに置きましょう」って言わないんですよ。

「コップとグラスの間に軽く小指をはさんで置きましょう」って言うんです。

天野:
あ、具体的に言ってる…?

前田さん:
そう、それ聞いて感動したんです。「“具体的な言葉の力”があれば、人を動かすことができるんだ!」って。

だから、「アウトプットを継続する」とかじゃなくて、「昼休みは必ずツイッターに書き込む」とか、具体レベルで明確にしたほうがいいですね。

天野:
なるほど!

前田さん:
2つめは、アウトプットを継続したらこうなれるんだ!という、「ロールモデルを見つける」こと。

今の若い人は、いたずらに遠すぎない、「自分に寄り添ってくれるロールモデル」を必要としている気がします。

あいみょんや髭男(=Official髭男dism)や、まふまふ(=ニコニコ動画などで曲を発表する、“引きこもり”出身のシンガーソングライター)が人気なのも、「夢」や「頑張れ」とかいった言葉を安易に使わずに、僕らにそっと寄り添ってくれるような存在だからだと思うんです。

天野:
ふむふむ。

前田さん:
メモも一緒です。もともとの出自が洗練されていない前田(幼少期に両親を亡くして貧困時代を経ている)が、メモのパワーで小さいながらも一定の影響力を持つようになった。

つまり、“メモを続ければそこにいけるかもしれない”と皆が思える、ある種の具体的なロールモデルとして前田裕二が認知された、ということ。

この事実が、学生や20代の皆さんが継続的にメモをするモチベーションにも一定つながったのかなと思います。メモってしかも、真似しやすいですからね。

3つめの秘訣は、同じようにアウトプットする人が集まる「コミュニティを見つける」こと。

『メモの魔力』は、モレスキンとコラボしてオリジナルのノートを発売したんです。ツイッターで言われたんですが、そのノートを持ってる人同士がたまたまカフェで出会って「あれ、あなたももしかしてメモ魔…?」というふうに友達になったんですって。

天野:
アウトプットをきっかけにそんな出会いが生まれてるんですか。

前田さん:
帰属意識が持てるような温かいコミュニティがあれば、人は多少めんどくさいことでも自然と継続できるんですよね。

たとえば会社の同僚と「読書報告」をするようなグループをつくってみるとか、アウトプットのためのコミュニティがあるといいと思います。

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最終更新:2019/12/27(金) 12:30
新R25

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