ここから本文です

【特集】障害者野球界のエース・早嶋健太 悲鳴をあげた唯一の腕…復活を期したマウンド…そして始動したプロジェクト 2019年の終わりに語る「背負った期待と支援の輪」

2019/12/28(土) 10:20配信

KSB瀬戸内海放送

 世界大会でMVPにも輝いた障害者野球界のエース、早嶋健太さん。2019年の最後、早嶋さんは高校生の前で講演することになりました。そこで語ったのは自らが背負う「期待の重さ」と周囲への「感謝」でした。

片腕のエース・早嶋健太

(早嶋健太さん)
「僕は生まれつき、左手首から先に障害を持っています。幼い頃からすごく負けず嫌いで、左手のことを気遣われるのがすごく嫌いでした。何でもできると教えられて、それを信じて今まで生きてきました」

 この日、早嶋健太さんは笠岡商業高校の3年生に自らの経験を語りました。

 早嶋さんは、生まれつき左手首から先がありません。それでも、練習を重ねた結果、右手で捕って、右手で投げるという動作をスムーズにできるようになりました。

(早嶋健太さん)
「僕が尊敬している人にこう言われたことがあります。『周りにすごいって言われてうれしいか?』と。『グラブの持ち替えは周りとは違うかもしれんけど、それは“早嶋の当たり前の形”で全然すごいことじゃない』と言われたことがあります。それが当たり前の状態になることで『障害』は『個性』に変わるんじゃないかと僕は思います」

 大学までずっと健常者と一緒にプレーしてきた早嶋さんは、大学3年生のときに身体障害者野球の道に進みました。
 2018年9月には、日本代表として世界大会に出場しました。

(早嶋健太さん)
「世界大会の舞台っていうのは、緊張というよりすごくワクワクして。自分のスタイルを貫いた結果、目標だったMVPも取ることができました」

 しかし、大きな目標を成し遂げた早嶋さんに、このあと試練が訪れました。

悲鳴をあげた唯一の腕

 2018年の冬、右肘が悲鳴をあげました。

(早嶋健太さん 5月)
「だましだましやってたんですけど、限界が来ちゃったなって。日常生活にまで支障がでると思ったんで手術しようと」

 2019年3月、早嶋さんは右肘にメスを入れました。生活も野球も右腕一本に頼ってきた早嶋さんにとって、大きな決断でした。

1/3ページ

最終更新:2019/12/28(土) 10:20
KSB瀬戸内海放送

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ