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長崎大「雇い止め」提訴 ベルギー国籍の元助教 継続雇用、未払い賃金求め

2019/12/31(火) 14:51配信

長崎新聞

 長崎大で助教として働き、2月に雇い止めされたベルギー国籍のリュク・ロースフェルトさん(59)が27日、十分な説明がないまま契約期間を短縮し、雇い止めしたのは無効だとして、同大に雇用の継続と未払い賃金など約530万円を求め、長崎地裁に提訴した。
 訴状などによると、ロースフェルトさんは2011年3月、3年契約で雇用され、医学部の学生に医学英語などを教えていた。14年3月に3年契約で更新。17年3月の2回目の更新では、契約期間が2年に短縮されていたが、日本語で記載された書面を渡されただけで特に説明はなかった。ロースフェルトさんは内容を理解できておらず、18年11月に大学側から契約を更新しないことを伝えられた時、初めて変更されたことに気付いたと主張している。
 13年4月施行の改正労働契約法は、有期契約労働者が通算5年を超えて働けば無期契約に転換できるとしている。ロースフェルトさんはこれまでの契約同様に3年契約を結んでいれば、「無期転換」の権利を有していた。
 提訴後、長崎市役所で会見したロースフェルトさんは「変更があれば説明するのは大学の責任」と大学側の対応を批判。代理人の中川拓弁護士は「無期転換ルールを逃れる脱法行為だ」と話した。
 同大は取材に「訴状が届いていないのでコメントは差し控える。今後、訴状の内容を精査し、対応していく」とした。

最終更新:2019/12/31(火) 14:51
長崎新聞

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