ここから本文です

自民党の超大物議員の手足となっていた可能性~IR汚職事件 秋元議員

2019/12/31(火) 17:50配信

ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月30日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。IR・統合型リゾート施設をめぐり秋元司衆議院議員が逮捕された汚職事件について解説した。

IR汚職事件、中国企業が秋元議員に300万のメモ作成

IRカジノを含む統合型リゾート事業をめぐる汚職事件で中国企業500ドットコム側が内閣府のIR担当副大臣だった衆議院議員秋元司容疑者に現金300万円を提供したとするメモを作成しており、そのデータを東京地検特捜部が押収していたことがわかった。

飯田)2017年の9月28日、衆院解散のちょうどそのあたりでありました。

須田)たしかに東京地検特捜部が現職国会議員を逮捕したということで報道合戦が始まっていて、五月雨式に記事が出てきます。あれだけ読んでいると細切れの情報で本質がわかりません。一部企業名の名前は伏せられていること。頭の中で事件の全体像が浮かばないと思います。そのため今日は整理してお話ししていこうと思います。

ポイントは2つです。1つはIR事業というのは法律については国土交通省が所管する法律でIRの実施する都道府県を決めて、当初は3ヵ所と言われていました。よく名前があがるのは大阪や長崎でした。IRを開設することは決まっています。具体的にどういうことをやるかは今後決めるということです。その一方で自治体が事業所選定を行います。自分たちの企業が選ばれるためには自治体にアプローチしていく必要があります。こういう問題が起こるため大阪では自治体側と事業者が接触してはいけないというルールを設けています。そのあたりを頭に入れていただくと、秋元議員含めた国会議員と中国企業500ドットコムが狙っていたのは北海道です。特に留寿都というところでした。これはカウンターパートナーとして中国企業と国会議員だけで開設できるかというと、受け皿となる地元の企業が必要になってきます。これは表に出てこないのですが加森観光という北海道を代表とするリゾート運営の巨大企業です。秋元議員が北海道へ視察に行きましたが、この施設に宿泊しました。加森観光は興味深いところでよく北海道でチャイナマネーで北海道の水源を買ったとか離島の施設を買ったなどの報道がなされていますが、それを推進したのは加森観光です。ある意味でチャイナマネーと二人三脚の状況です。だからこういった接点がでてきます。

話がそれますが、北海道で11月驚くことがありました。当初積極的に誘致を進めてきたと思われる北海道が今回の選考3ヵ所については手を挙げないと鈴木知事が議会で一方的に証言したので、推進を進めてきた各企業がひっくり返るという大混乱に陥りました。鈴木知事の真意は明らかになっていません。

飯田)そのあとメディアの取材に答えたりしていませんね。

須田)事業者選定権は“北海道”にあるでしょう。

飯田)そうですね、都道府県か政令指定都市でないと手を挙げることができないですよね。

須田)留寿都については、候補地=選定市と事業体が一体化しています。ほかの有力エリアである苫小牧は、500ドットコムではない、加森観光ではないところが推しているわけです。つまり知事としてはどっち選んでも自分に批判がくるだろうという板挟みにあってしまいました。そのため決めることができず、万歳してしまったということです。これが真相です。

1/2ページ

最終更新:2019/12/31(火) 17:50
ニッポン放送

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ