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日本障がい者サッカー連盟が「HEROs of the year」を獲得! 北澤豪会長が目指す“ひとつのサッカー”

2019/12/31(火) 18:03配信

VICTORY

12月9日、都内で開催された「HEROs AWARD 2019」。スポーツを通して社会貢献活動を行う個人、団体を表彰するこの賞で最も優れた社会貢献活動者に送られる「HEROs of the year」を獲得したのは、元サッカー日本代表の北澤豪さんが会長をつとめる「一般社団法人日本障がい者サッカー連盟」(JIFF)。北澤会長は、「どんな人がやってもサッカーはサッカー」とその活動に対する思いを語った。

7つに分かれていた障がい者サッカーの団体をひとつにまとめる

「こういう賞をもらうことは、大きな励みになります。この受賞を通して、たくさんの人にJIFFの活動を知ってもらえればと思いますし、それが障がいのある人と健常者の間にある垣根を取っ払って、共生社会の実現につながっていけばいいなと思います」

7つに分かれていた障がい者サッカーの団体をひとつにまとめ「日本障がい者サッカー連盟」(JIFF)が設立されたのは2016年。だが、北澤豪会長はもっと以前にある思いを持っていた。

「日韓W杯が行われた2002年、知的障がい者の世界大会も日本で開催されたんです。このときにイギリスやオランダ、アルゼンチンなどの強豪国は、みんな代表チームと同じユニフォームを着ていたのに、日本はちがうユニフォームだったんです。彼らも日本代表と同じブルーのユニフォームを着られれば、もっと誇りを持って戦えるんじゃないか。だってサッカーはひとつでしょ。障がい者であろうと、日本代表は日本代表。同じユニフォームのほうがいいじゃないですか。そんな思いを持っていました」

その後、2014年5月15日に日本サッカー協会が発表した、誰もがいつでもどこでもサッカーを楽しめる環境づくりを推進する「JFAグラスルーツ宣言」をきっかけに、日本サッカー協会は切断障がい、脳性麻痺、精神障がい、知的障がい、視覚障がい、聴覚障がい、電動車椅子の7つの障がい者サッカー団体に一つになることを働きかけた。その結果、7団体で構成する連盟が設立され、日本サッカー協会の加盟団体となることで、組織の強化、認知の向上を目指した。だが、その道のりは、決して平たんではなかったという。

「それぞれのサッカーにルールがあり、歴史もある。やはり最初は抵抗もありましたよ。でもブルーのユニフォームが着られるならというところで、思いをひとつにすることができた。同じユニフォームを着るってそういう効果があるんです。着た瞬間にひとつのチーム、仲間になれる。自分自身もそうでしたけど、あのユニフォームを着ると、誇らしいと同時に責任感も生まれる。自分だけでなく、誰かのために戦おうという気持ちになれるんです」

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最終更新:2019/12/31(火) 18:03
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