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開幕!全国高校サッカー選手権に出てくる未来の逸材5人。ブンデスリーガー弟から米国人祖父の血を引く「疾風」まで

2019/12/31(火) 5:01配信

THE PAGE

 年末年始のスポーツ界を彩る風物詩のひとつ、第98回全国高校サッカー選手権大会が30日に開幕。國學院久我山(東京)が駒沢陸上競技場で前原(沖縄)を8-0で下す、歴史的スコアで大会の幕開けを飾った。U-17日本代表FW西川潤を擁するインターハイ王者・桐光学園(神奈川)が県予選決勝で敗退し、前回大会得点王の染野唯月(福島・尚志)もけがで登録を外れた今大会だが、逸材はまだまだいる。1月13日の決勝戦(埼玉スタジアム)での歓喜のシーンを目指して、熱き戦いを繰り広げる全48校のなかから5人の次世代ヒーロー候補をピックアップした。

【畑大雅】[DF/千葉・市立船橋3年/174cm・70kg]
 右タッチライン際を駆けあがる爆発的なスピードと質の高いクロス、そしてアップダウンを何度も繰り返せる無尽蔵のスタミナを身長174cm体重70kgの身体に搭載させた、高校サッカー界ナンバーワンの右サイドバックが畑大雅だ。武器とする攻撃力はU-17日本代表の一員として出場した、10月から11月にかけてブラジルで開催されたFIFA・U-17ワールドカップでも異彩を放った。
 中学時代は強豪クラブのAz86東京青梅でプレー。より高いレベルと競争を求めて進学した市立船橋でも1年生からトップチームに抜擢され、年代別の代表チームに招集されるたびに得る刺激との相乗効果もあって、対人守備における強さも含めてさらに成長を重ねてきた。
 数多くのJクラブによる争奪戦が繰り広げられたなかで、今夏には湘南ベルマーレへの入団が内定した。アメリカ人の祖父から譲り受け、いつしか周囲から「疾風」と命名されたスプリント能力を前面に押し出しながら、高校最後のヒノキ舞台で大暴れを狙っている。


【武田英寿】[MF/青森・青森山田3年/178cm・68kg]
 2年ぶり2度目の全国高校選手権制覇を達成した前回大会で、唯一の2年生レギュラーだった左利きのゲームメイカーが、スケールをさらにアップさせて全国の舞台へ帰ってくる。
 背番号を「7」からエースナンバーの「10」へ変え、キャプテンの大役を拝命した武田英寿は浦和レッズへの入団も内定。視野の広さを生かした非凡なパスセンスだけでなく、ミドルシュートを含めた得点力をも向上させて、2001年度大会の国見(長崎)以来となる大会連覇へ照準を定めている。
 くしくもその2001年に生まれた武田が「英寿」と命名されたのは、サッカー好きの両親が当時のセリエAおよび日本代表で大活躍していた中田英寿氏にあやかったものだ。ベガルタ仙台のジュニアだった小学生のときにプロになると決意し、卒業とともに厳しい指導を求めて中高一貫の青森山田の門を叩いて6年目。集大成を連覇で飾るべく、静かに開幕を待っている。

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最終更新:2019/12/31(火) 5:01
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